信子の華ごよみ

自宅の庭に咲いた花々を記録
植物の育成、華のうつろいを観察

キューバ紀行③ 【農業】子ども達の未来のために

2009年10月01日 | 日記
 「キューバへ行ってみたい」と思ったのは、キューバの有機農業のことを書いた本を読んでからです。ソ連邦崩壊やアメリカの経済封鎖の結果がキューバにもたらしたもの、その一つが自給自足と有機農業です。
 私たちはハバナ市郊外のハノイ有機栽培農園を訪問。Mr.プレジデントが案内して下さいました。ゼロからの出発、自然に歩み寄り、先輩の知恵を活かす農法を考えざるを得なかったそうです。でも将来、子ども達に感謝されるかもしれないと話されていました。
 農園では、ミミズを飼育して栄養豊かな堆肥を作って畑に使うことで合成肥料を使用せず、また、畑のまわりには害虫の餌場としてのトウモロコシやマリーゴールドを植え、農薬を使わないで作物を守る方法が採られています。「キューバでもかつて農業は下層視されていました。この考えを払拭するため、自らを高めていく、そうすることで農業の地位を高めていきたい」「世界から多くの人が訪れます」とMr.Pr。笑顔のあふれている農園でした。
                  写真:苗床に一粒、一粒、種を入れる作業

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