農業じゆう人

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「日常備蓄」で大災害に備え

2023年10月21日 12時48分03秒 | 世間
  大地震など甚大な被害に遭った際、家屋の倒壊から免れた人は自宅待避となる可能性がある。 そんな事
  態に備え、少し多めに買い物をして備蓄するのが「日常備蓄」です。 関東大震災から今年は100年。 
  いつもの暮らしに防災意識を根付かせよう。

  グラりと地震が起きるびにドキリとし「震源地はどこか」「大地震ではないか」と大半の人は確認する。
  政府によると、首都直下型地震(マグニチュード7程度)の30年以内の発生確率は70%。 ちょうど
     
  大地震など大きな災害が起きると、指定の避難場所である公民館や学校などの体育館などはすぐに人で
   あふれてしまいそうだ。 自宅の倒壊を免れた人の多くは、地震発生後もおそらく自宅に留まって生
   活することが想定される。 ただ、電気やガス、水道などのライフラインが被害を受けることには大
   いにあり得るので、生活に必要な最低限の備蓄をしておこう。

  生活者の視点で20年以上防災に関わる危機管理アドバイザーの"国崎さん"は「日常備蓄」を提唱する。
   水や米、缶詰などの食料品、ポリ袋や電池などの日用品、ウエットティッシュや紙おむつなどの衛生
   用品について、日常的に利用しているものを多めに購入する。 古いものから順番に使っていき、そ
   の分の補充を繰り返す方法だ。 「安売りの日に多めに買うことは普段からやっていること。 それ
   を今後は『防災用としてストック』するという意識を持つことで、いざというときにパニックになら
   ずに済む」と国崎さんは話す。
  備蓄はどれくらい必要なのだろうか。 「首都圏なら物資供給が少なくとも1週間は滞ることが想定さ
   れるので、支援に頼らずに暮らすためには最低10日間が必要だ(国崎さん)。  一般家庭で荒あれ
   冷蔵庫の中身とその他の買い置き食品で数日間は食べつなぐことができるだろうが、それだけでは足
   りない。 あと少しの備蓄を実行しよう。 カップ麺を食べるにしてもお湯が必要だ。 温かいもの
   を食べることは被災者を癒やし、活力源にもなる。 実際、被災している間、カセットコンロが大い
   に役立ったとの声が多い。 使ったことのない家庭はガスボンベとセットで備えておき、自宅で避難
   訓練として、一度は試しておくとよい。 
  いざというときに役立つものが一式そろうのが100円均一ショップだ。 ダイソーによると、防災グ
   ッズコーナーはレジ入り口付近にあり、すぐに目につく場所に設置しているそうだ。 棚にはパウチ
   食品や水、ライトや充電器、応急処置に必要なアイテムが並ぶ。 電池や使い捨てカイロ、ガスボン
   ベなどには使用期限があるので、日常で使ったら多めに補充するスタイルで、備蓄を徐々に充実させ
   ていきましょう。

  普段の生活で使いながら、災害時にも役立つ「フェーズフリー」グッズも注目されている。 クッショ
   ンを開くと寝袋やポンチョになる、持ち手にロープを使った撥水生地の買い物バックが水を運搬する
   バケツになるなど、平時と災害時を区別しない「備えない防災用品」がコンセプトだ。 確かに寝袋
   はめったに使わないので奥にしまい込みがちだが、クッションなら身近に置くことができ、いつでも
   持ち出せる安心感がある。 日常的に災害時の想像ができるのも一つの「防災」です。
  これまでの防災用品のほとんどは普段は目にすることはなく、非常時のみ取り出して使うものだった。
   しかし、日常備蓄やフェーズフリーを実践すれば、自然体で防災をしていることになる。

  大地震など災害の際は命を守ることが最優先だ。 被災した場所によっては、備蓄は役に立たないかも
   しれない。 けれども「備えがある」という気持ちこそが、いざというときに落ち着いた行動をもた
   らす。 「備えあれば、憂いなし」を肝に銘じ、日ごろから地震などの災害に備え、家族と自分を守
   ることを心がけましょう。 日ごろからがポイントのようです。