農業じゆう人

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天気図 夏と冬が同居

2023年10月12日 12時41分57秒 | 世間
 日本付近を低気圧が発達しながら通過後、大陸の高気圧が
 張り出して西高東低の冬型の気圧配置が現れるようになっ
 てきた。上空の気温も大きく下がる日がある。日本のはる
 か南海上では台風15号が北上中で、天気図は冬と夏が混
 在したような形です。大まかな傾向としては平年より高め
 の気温が続くが、寒気の影響などによる天気の急変には注
                   意が必要だ。

  上空約5500㍍の気温を見ると、氷点下30度以下の空気が北極一帯に広がり、カナダ付近の
   上空には同40度を下回る寒気の塊もある。 季節が着実に進んでいるのを感じさせる。 偏
   西風の蛇行の仕方によってはこうした寒気の一部が本州付近にも南下する。

  一方、赤道近くの低緯度海域には雲の塊があり、そこから台風15号が発生した。 北緯20度
   付近まで海面水温が30度以上の海域が広がり、台風の発達の適している。 台風15号は北
   上しながら勢力を強め、小笠原諸島は大荒れとなる。 本州の沿岸部にもうねりをもたらす可
   能性がある。
  今後も新たな台風が発生してもおかしくない状況で、その位置や動きによっては、日本付近に夏
   のような暖気が流入することもあり得る。 地上付近は日中、日差しがあればかなり気温が上
   がる。 上空は冷たく、下層は暖かく湿っていれば上昇気流が活発になり、積乱雲が発達して
   大雨をもたらす恐れもある。
  先週末のように、寒気の南下や天気の悪化で気温が下がると、秋を飛ばして一気に冬の近づいた
   ように感じる。 夏の暑さが長引き、体が比較的高温に慣れていることが、そうした感覚を一
   層強める。 平年を大きく下回る低温は1~2日間だけでも、その前後と比べて気温差が大き
   いと体にとっては負担になる。 

  一足早い紅葉や雪景色を楽しむために、山登りを計画する人も多いだろう。 山は上空の寒気の
   影響を直接受けるほか、雨雲の急発達が起きやすい。 昼間、晴れて汗ばむくらいの陽気でも
   午後に雲が広がって雨が降り出し、気温が10度を下回るくらいまで下がるケースも珍しくな
   い。 強風と冷たい雨で見通しが悪化し、慣れているはずの道でも迷ったり、急速に体力を奪
   われて低体温翔に陥ったりする恐れがある。 標高がそれほど高くない山でも甘く見ず、防寒
   対策はしっかりした方がよい。 山のどちらを登り下りするかによっても気象条件は大きく異
   なる場合があるので、地域の細かい情報を入手することが大切です。
   山は甘く見ては危険です。 きっちりとした準備は必須です。 怠らずに準備をしましょう。