Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

CDプレーヤーの変遷

2022年01月21日 | ピュアオーディオ

CDプレーヤーはスチューダーを多く使いましたが、TEAC製P2・D2も使っていました。ただ、特徴のないサウンドの為に手放しました。


ワディアも沢山試聴しました。#2000は2セットも購入し、事務所と自宅で使っていました。デジリンク#40とか余分な機器が要り、ラインケーブル類が大変でした。


ワディア#6は2台も買い、1台はNさんへ、もう1台は息子宅で今も使っています。


こちらはワディア#21。中の作りを確認しましたが、#6のコストダウンモデルで、ギアなどがプラスチックになっていました。そのギアが経年で割れて動かなくなります。

他にもワディア#9・10等も集めましたが、ワディアのセパレート式は「直出し配線」が有るので、音質を上げるのが難しかった。その為に15年程前にすべて処分してしまいました。まだ他にもワディアのスイングアームの一体型を使っていました。型番は失念しました。

モノラルアンプ or ステレオアンプ どちらが良いか?

2022年01月20日 | ピュアオーディオ

OLYMPUSシステムは「音質」に拘ってシステムを組んだ。当初は低域に「モノラルアンプ」を選んで使っていた。原理的にはモノラルアンプの方が音質が良いと思っていた。しかし、電源ケーブルやラインケーブルのグレードを上げて行くと、その差が殆どないのでは? と思われる現象が出て来た。


クラッセのCA-2200の時に思ったが、電源ケーブルの断面積が2倍になればモノラルアンプにする必要が無い・・・と悟った。


クラッセCA-2200と同じ200W/chでもメーカーが変わればドライブ力が変わる。現在はレビンソンのNo431Lにして、内部のヒューズ3本をFXヒューズにして、音の厚みが中域や高域の管球アンプと対等に渡り合えるようになった。その為に2年間の鳴らし込みを必要とした。一朝一夕では本当の姿は見えて来ません。

OLYMPUSシステムのアンプ群の変遷

2022年01月19日 | ピュアオーディオ

OLYMPUSシステムを入手したのは2005年6月だった。その頃のアンプ群です。まだマルチアンプにはしていなかった。サイテーション、アキュフェーズ、自作EL34モノラルアンプやマッキントッシュMX110プリ等を揃えていました。


翌年にはオールアキュフェーズで3ウェイマルチアンプを組み上げました。この状態で2年程使い込みました。かなり完成度の高いサウンドを出していました。プリアンプもC-280からC290へグレードを上げています。サイテーションXXとアキュフェーズの組み合わせでは「音の粒立ち」が合いませんでした。


アキュフェーズのM-100の限界を感じて、当時評判の良かったクラッセのCA2200を低域に、中域もクラッセにして見ました。しかし結果は、前のアキュフェーズのお組み合わせの方が良かったですね。


「音の厚み」(音数)に不満で、管球アンプで低域から高域まで交換しました。「音の厚み」については非常に良くなったのですが、低域のパンチ力は管球式では無理だと悟りました。また低域用のVT62プッシュプルモノラルアンプの発熱量が半端なく大きく、夏場はチョッと困りました。


現在の組み合わせに近い低域にレビンソン、中高域にGE6550S管球に落ち着きました。この組み合わせは10年前のモノです。その後、中域をSTC4033Lシングルアンプにして現在に至っています。


お店を閉める時に一度プリアンプとチャンデバを処分しています。再構築して現在のサウンドレベルにするまで3年かかっています。機器は使って潜在能力を引き出してやるのに時間がかかります。

スチューダーD732 CDプレーヤーは残したかった・・・

2022年01月18日 | ピュアオーディオ

CDプレーヤーも色々な機種を試して見ました。スチューダー/ルボックスもB226から始め、A727、D732やA730・D730と聴いて来ました。どれもスチューダーの魅力が詰まっていてアナログ感覚で楽しめました。現在A730だけを残して、他の機種は処分してしまいました。残して置けば良かったなーと思うのはA727とD732。今でも余裕が有ればD730は手元に残して置きたい。


D732はサブシステムで使っていましたが、非常に安定した動作をしてくれて頼もしかったのを強く感じています。


横置き型なので非常に使いやすかった。A730やD730の様に上に機器を重ねる事の出来ない機種とは使い勝手が違います。


内部はいたってシンプル。作り慣れさえ感じます。お店を閉じる時に、A730・EMT981・ワディア#6の3台を残して、他の機器は処分しました。置き場所や使い場所が無かった。今でも残していれば良かったと悔やんでいます。

アナログプレーヤーのカギは幾つも有る

2022年01月17日 | ピュアオーディオ

アナログ再生のカギは幾つも有る。例えば「カートリッジ」。写真はオルトフォンSPU-GEのカートリッジ。MC型なので昇圧トランスが要る。カートリッジも色々使って見たが、SPU-GEにして「音の線の太さ」がやっと分かった。このカートリッジを使い出してから他のカートリッジには見向きもしなくなった。多分EMTのカートリッジも同じ部類だと思うが、他を探す事を止めた。終着点になるだろうと思っていた。


1990年以降、オルトフォンからSPUの後継機が次々と出て来た。その中の一つSPU-RE(リファレンス)を入手して聴いたら、SPUの基本形は同じでも「音数」がビックリするくらい増えていた。結局SPU-GEは予備機になってしまった。



アナログプレーヤーでは他にも「回転の正確性」や「回転の慣性モーメント」、アーム、テーパーターンテーブルや敷シート等でも相当に音が変化する。触れる処が山ほど有るが、やってもやってもきりがない。何処かで止めないと前に進めなくなってしまう。



アナログプレーヤにも結構な投資をしたが、現在ではCDに取って代られて出番が少ない。

楽しい時間は過ぎて・・・

2022年01月16日 | ピュアオーディオ


スピーカーやアンプのの聴き比べをしていた頃が懐かしい。この写真は13年前くらいのモノ。いつまでも「聴き比べ」をしていても意味はない。自分の目指すサウンドを得る様にしなければならない。


「成長するシステム」として捉えて、JBL3大ホーンシステム(HL88・89・90)を7SPユニットや8SPユニットシステムとして、3ウェイマルチアンプで作り上げた。良いユニット(年代や機種)を使う事が求められた。


このRCA Wフロントロード箱システムは息子宅で使ってもらっている。


自宅システムも漸く安定して使える様になり、ケーブルグレードもOLYMPUSシステムと同等とした。私のオーディオの彷徨いももう終わりにしました。後は不要な機器やパーツを処分して、身綺麗にして置きたいと思う。


フルテックのロジウムメッキの最高級パーツは価格に見合った音質が有る

2022年01月15日 | ピュアオーディオ

自分のSPやアンプ類には、フルテックのロジウムメッキの最高級パーツを使っている。何故なら「音質が良い」からだ。一般のRCAピンジャックが¥100~200円に対し、フルテックの最高級パーツは¥1万円を超える。50倍~100倍の価格差が有る。

「音質」に拘らなければ使う事はない。音数の多さや、ヌケ・キレ・ノビが全く異なる。一度使ってその良さを分かってしまうと、使わざるを得ない。

ヒューズもガラス管ヒューズはホームセンターでは¥50円/本で買えるが、そんな部品が100万円~500万円のアンプにも使われている。矛盾を感じる。

ただ困るのが、パーツにはいつまでも供給が有ると思ってしまいがちだが、生産終了と云うものが有る。もう手に入らないパーツも有る。

AMPEX MODEL 515 は素晴らしいヴォーカルが聴けた

2022年01月14日 | ピュアオーディオ


古い小さなSPだからと云って性能が低い訳とは限らない。そんなSPの一つに
「AMPEX MODEL 515」が有る。


本来は「直出しSPケーブル」がスリットから出ているが、余りにも性能が低いので、SP端子を取り付けてベルデンのSPケーブルで配線して使っていた。


非常に手ごろなサイズで、重量も5Kg以内でした。洒落た喫茶店でヴォーカルを鳴らしてやれば、うっとりする位のサウンドがします。


中身は楕円のWコーンユニット1発だけです。サイズ的に重低音も超高音も出ませんが、人の声の帯域が充実していて、素晴らしいヴォーカルが聴けます。手頃な価格で手に入るSPですが、数が少ないので見つけたら即GETされる事をお勧めします。


テレフンケンRB-46の正規品

2022年01月13日 | ピュアオーディオ

テレフンケンRB-46は2セット所有していました。正規品は上の写真では左側の2台になります。


横縞模様のサランネットになります。


こちらはロスのスタジオの特注仕様のサランネットになります。内部の作りは全く同じものです。オーナーのオーダーでサランネットが昔から変わっていました。

テレフンケン RB46 スピーカーの思い出

2022年01月12日 | ピュアオーディオ

英国製のスペンドールBC-ⅡやハーベスモニターHL-MKⅢ等を使って来て、「ヨーロピアンsound」に興味を持ちまして、ドイツ製のテレフンケンのSPも購入して聴いて見ました。当該仕様は米国ロスアンジェルスのスタジオでモニターとして使われていたものです。


非常に軽く、サイズも扱いやすいモノでした。出て来るサウンドも乾いた軽く弾むサウンドでした。内部のコーン紙は楕円形のユニットで2ウェイです。気楽に音楽を流すのには好適なサウンドで、嫌な音がしないサウンドです。但し、オリジナルの直出しSPケーブルは余りにも設計が古く、「ラジオの音」でしたので、SP端子を取り付けて、内部配線を当方指定のモノに交換して使っていました。