OLYMPUSシステムを入手したのは2005年6月だった。その頃のアンプ群です。まだマルチアンプにはしていなかった。サイテーション、アキュフェーズ、自作EL34モノラルアンプやマッキントッシュMX110プリ等を揃えていました。
翌年にはオールアキュフェーズで3ウェイマルチアンプを組み上げました。この状態で2年程使い込みました。かなり完成度の高いサウンドを出していました。プリアンプもC-280からC290へグレードを上げています。サイテーションXXとアキュフェーズの組み合わせでは「音の粒立ち」が合いませんでした。
アキュフェーズのM-100の限界を感じて、当時評判の良かったクラッセのCA2200を低域に、中域もクラッセにして見ました。しかし結果は、前のアキュフェーズのお組み合わせの方が良かったですね。
「音の厚み」(音数)に不満で、管球アンプで低域から高域まで交換しました。「音の厚み」については非常に良くなったのですが、低域のパンチ力は管球式では無理だと悟りました。また低域用のVT62プッシュプルモノラルアンプの発熱量が半端なく大きく、夏場はチョッと困りました。
現在の組み合わせに近い低域にレビンソン、中高域にGE6550S管球に落ち着きました。この組み合わせは10年前のモノです。その後、中域をSTC4033Lシングルアンプにして現在に至っています。
お店を閉める時に一度プリアンプとチャンデバを処分しています。再構築して現在のサウンドレベルにするまで3年かかっています。機器は使って潜在能力を引き出してやるのに時間がかかります。