Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

あーあ、ガックリ・・・

2020年04月10日 | ピュアオーディオ

SONY TA-3140Fが入荷しました。奇麗な個体です。TA-4300Fと同じサイズで非常にコンパクトです。


早速「音出し確認」をしましたら、Rchから音が出ません。古いアンプは使われなくなってから長い時間眠っています。この個体は某オクで「通電確認のみ、動作確認はしていない」商品でした。使い勝手の良いアンプみたいなので「ゴッドハンド」にお願いして復活させたいと思います。


代替部品が有ると良いのですが・・・。50年前のアンプになると、音は出ても正常になるまで時間がかかります。今回の様に安く手に入れても「修理代」を出さなければならないと高くつきます。出来るだけ「メンテ済」のもので、まともに音の出るものを選択した方が無難ですね。今回は失敗です。「ガッカリ」でした。修理代も要れた金額でしか入札していません。

いつもうまく行くとは限りません。古いアンプには「リスク」が付きまといます。そうは云いながら、もう既に次のアンプを手配済です。こちらも似た様な「通電確認のみ」の物。安く買えたが動作確認して見ないと何とも言えない。うまく行かない時は続くもの・・・・怖いなー。

オーディオ機器の「新旧」と「価格」と「音質」は?

2020年04月09日 | ピュアオーディオ

自宅システムの音質レベルが「オリンパスシステム」に近づいて来た。自宅システムで「新参機器」はSONY TA-4300Fチャンデバのみ。このチャンデバも2月25日から使い始め、約1ヶ月半を経過して来た。(累計250Hr以上の鳴らし込み) 昼間オリンパスシステムで聴いたニールセン作曲:「アラジン」ネーメ・ヤルヴィ/イエーテボリ交響楽団を昨夜自宅システムでも聴いて見た。ほぼ同じくらいのグレードのサウンドが出て来ている。



チャンデバのSONY TA-4300F(1970年製:入手価格:送料込み¥4万円)に対し、オリンパスシステムで使用しているアキュフェーズF-25V(2002年製:入手価格:約¥30万円)で、製造年代や入手価格に相当な開きがある。しかし出てくる「音質」は互角である。使ってみて分かる事だが、このTA-4300Fはかなり使えるチャンデバである。一応割高であるが「メンテ済」のモノを購入した。


サブシステムで使っている2台目のTA-4300Fの入手価格は送料込み¥2万円である。こちらも問題なく使えている。かなり音質グレードも上がって来た。

今回、パワーアンプの追加でSONY製の①TA-N86 ②TA-3120 ③TA-3140F の3台を購入した。それぞれ発売年代が違う。価格も中古なので非常にリーズナブル。しかし求める「音質レベル」は同じだ。

年代が異なればアンプの作り方そのものが変わっている。1970年頃は、電子部品を単体で基板に挿し、裏配線で回路を作っていた。非常にメンテがやり易い上に、私流の「音質対策」が非常にやり易い。・・・高性能化させ易い。これに対して1980年代以降は「プリント基板」が多用されている。プリント基板も時代とともに大幅に変化はしてきているが、「リフロー半田」を使った基板になると、簡単には電子部品の交換は出来なくなっている。この場合は「基板ごと交換」になりやすい。多種の電子パーツの載ったプリント基板のストックは簡単には行かない。結局「交換基板がない」と云う事でそのアンプの寿命が終わる。

個人的には1970年前後頃の、技術者たちが「良いものを作ろう」と奮闘した時代の製品に、本質をとらえた音質対策をしたアンプを目指した方が、廉価で音質グレードの高いアンプが作れると思う。高価なアンプでなければ「ハイエンドの音質」にならないと思うのは浅はかな考えだと思う。最後は「技術力」と「経験」が生きてくる。

サンスイSP-2005をマルチアンプ化(高域用パワーアンプ交替)

2020年04月08日 | ピュアオーディオ

サンスイSP-2005を3ウェイマルチアンプ化しています。JBL#4425と入れ替えたりして遊んでいますが、ようやく落ち着きそうです。


今回はSONY TA-3012パワーアンプを管球アンプと入れ替えました。管球アンプはメインクラスのシステムを鳴らすアンプですのでもったいないです。


低域にM4、中域にTA-N86、高域にTA-3120(1967年製)にしました。パイオニアとSONYのごちゃ混ぜマルチアンプですが、非常にまとまったサウンドを出しています。・・・それがなかなか良いサウンドなのです。



サンスイSP-2005から非常に音数の多いサウンドが出ています。サブシステムがこんなに良くなって良いのか?・・・と思えるくらいです。アンプの内部配線やSP端子・電源ケーブルのインレット化など対策すれば更に良くなる事は分かっています。

しばらくはこのまま鳴らして、機器の安定化を図りたいと思います。2月時点では、「サブシステム」は「処分」する予定でしたが、「物欲」と「好奇心」に負けて、サブシステムがまた増殖してしまいました。次のアンプが入荷したらD208システムを復活させます。こちらは次のツィーターを探しています。

新しいアンプが入荷した

2020年04月07日 | ピュアオーディオ

4月になって2台のパワーアンプを購入しました。昨日届いたのがSONY TA-3200。出力は50W/chです。早速サンスイSP-2005の高域用に使って鳴らし出しました。




外形は縦長の仕様で非常にコンパクトなパワーアンプです。実際にJBL#4425を鳴らして見ましたが、しっかりした低音が出てきます。なかなか好印象のアンプです。発売は1967年頃ですので50年以上前のアンプです。メンテ済のモノを選んで購入しました。そのおかげか特に不具合はなさそうです。


もう1台もSONY TA-3140Fです。出力は35W/ch。発売は1972年。こちらも50年前のアンプです。まだ発送されていない様なので今週末の入荷だろうと思います。




非常にコンパクトなアンプです。どちらのアンプも電源ケーブルがしょぼいヒョロ線です。これをインレット化して良い電源ケーブルを使うと「大化け」しそうな予想をしています。4月いっぱいはこのまま鳴らし込んで、「生き返らせる」事を優先します。


サンスイSP-2005のマルチアンプ化

2020年04月07日 | ピュアオーディオ

一昨日入荷したSONY TA-3120パワーアンプを高域に使ってマルチアンプを組みなおしました。これがサンスイのスピーカーか?・・・と云うぐらい良く鳴っています。


これが高域用のTA-3120(1967年製)です。シンプルな作りが気に入っています。なかなか馬力の有るサウンドを出します。低域に使えるのですが、取り合えず高域に使っています。


低域にM4、中域にTA-N86、高域にTA-3120の組み合わせです。チャンデバはSONY TA-4300Fです。プリと低域がパイオニア、チャンデバと中・高域がSONY製と寄せ集めですが、なかなかのサウンドを出して来ます。ベーム/ウィーンフィルの「ベートーベン:交響曲第3番「英雄」をかけてじっくり楽しみました。サブシステムがこんなに良くなって良いのかしら?・・・と思えるサウンドになって来ました。

近日中にもう1台SONYのパワーアンプが入荷します。この1台が入って来たら、D208システムを鳴らして見たいと思っています。サブシステムがまた増殖してしまった・・・・。2月の時点では処分するつもりが・・・・。物欲に負けました。まだ元気な証拠かな? おバカですね。

SONY TA-N86のサウンドは・・・

2020年04月06日 | ピュアオーディオ


SPケーブルにベルデンやWE16GAぐらいのケーブルしか接続できないので致し方ないが、なかなか元気なサウンドがする。低域のドライブ力も高そうだ。現在A級18W/chの仕様で鳴らしている。このアンプを選んだ理由の一つが「20W以下」の出力だから。一般の方なら「大出力」ほど良いと考えるのかも知れないが、実際に使う出力が0.5W以下で有るなら、20Wも有れば充分である。出力よりも「表現力」が重要。音楽を聴いた後の感動が違う。


電源ケーブルのインレット化が出来ないと良い電源ケーブルが使えない。いくつか対策方法は有る。まだちょっと忙しいのでゆっくり考えている。SPケーブルももっと良いケーブルを使わないと、とても私のシステムには使えない。Yラグが使えるようにする事も出来ない訳ではない。

何事も「やるか? やらないか?」の判断が必要だ。現在、ディネッセンのアンプを修理に出しているので、その結果を待ちたい。ディネッセンのアンプの修理が出来ない時に決断すべきだろう。まだ次のアンプが入って来る予定である。

SONY TA-N86の電源インレット化やSP端子の交換をしたいが・・・

2020年04月05日 | ピュアオーディオ


昨日は40年来のオーディオ仲間の友人が久しぶりに訪ねてくれました。同じ趣味ですのでケーブルの比較やSPの聴き比べ等、楽しい時間を過ごさせていただきました。その試聴でも使ったSONY TA-N86パワーアンプの「音質改善対策」が出来ていませんので、予備知識を得る為にアンプの内部を拝見しました。


上面の蓋を開けて見ました。


見る処は、①電源ケーブルの取付状況 ②SP端子の状況 の確認です。電源のインレット化をするにはスペースが有りません。内部にもLアングルが入っていて、インレットが取り付け出来ません。SP端子も一体型で交換するにはちょっと大変です。


底面のカバーを外して確認をしましたが、やはり「難しい」と判断しました。


このアンプは電源のインレット化やSP端子をYラグ対応にするのは「やらない方が良い」と判断しました。やってやれない事はないが・・・。

SP端子への配線で、1ヶ所半田不良の処が有ったので、その場で修正しました。4ヶ所共に同じ作業をしました。何故なら使った半田が「銀入り鉛レス半田材」だからです。1ヶ所だけだと、そこだけ電気の流れが良くなり過ぎます。4ヶ所条件を揃える(バランスを取る)事も大事です。

このアンプの音質対策は「ヒューズ交換」のみでした。小さいアンプですが6.3Aのヒューズが使って有ります。フルテックのブルーのヒューズに交換です。SP端子の半田付けとヒューズ交換だけでも「電気が流れ始めた」と感じさせる変化が出ました。

電源のインレット化とSP端子の交換が出来ませんでしたので、マルチアンプで使うなら「高域用」ぐらいにしか使えないと判断しました。JBL#4425を軽々ドライブしますが、私の判断は厳しいのです。求めるのは「表現力」です。


ディネッセンのパワーアンプはちょっと厄介

2020年04月04日 | ピュアオーディオ

自宅のマルチアンプシステムで低域に使っているディネッセンのパワーアンプはちょっと厄介だ。このシステムの「ノイズ」の原因はこのアンプである。普通にプリ+パワーアンプの組み合わせで使えば「ノイズ」は出ない。マルチアンプにしてチャンデバを通して、低域の音量を絞る(音量調整)と「ノイズ」が出る。チャンデバでボリュームをMAXにすると「ノイズ」は消える。どうもインピーダンスがフラ付いているのか?


これが当該のディネッセンのパワーアンプ。サウンドは「ドラマチック」な表現で、他のアンプでは聴けないサウンドが出る。サイズもコンパクトで重量も10Kgチョイぐらいしかないのでこのアンプを使いたいと思っている。ゴットハンドにまたお願いして使える様にしたい。このアンプに「こだわり」たい。

元々、このアンプは入荷した時から「ノイズ」が盛大に出ていた。出品者(電気技術者)に2回も送り返して対処していただいたが、結局「ノイズ」を止める事が出来ず、「投げ出した」状態のモノ。これを当方の「ゴッドハンド」にお願いして「ノイズレス」にしていただいた。アースラインの引き回しで「ノイズ」を拾っていたとの事だった。


現在はまたサトリのミニパワーアンプに交代。このアンプにするとノイズは全くでない。クリアーなサウンドだが、「音楽」に「劇的」な表現が無い。SONY TA-N86に交代する様にも考えている。




SONY TA-N86パワーアンプを使える様にするには、①電源のインレット化 ②SP端子のYラグ対応化、③RCA端子の交換(強度アップ)、④パイロットランプのLED化(現在パイロットランプは点かない・・・球切れ)の4点を対策しないといけない。4月中にやる予定をしているが、直ぐには対応できない。・・・ゆっくりと準備して一気に仕上げる予定。

TA-4300Fチャンデバの比較で感じた事

2020年04月03日 | ピュアオーディオ


SONY TA-4300Fチャンデバの2台のサウンド比較をしました。下段の方が「自宅システム用」で電源部のインレット化をして約1ヶ月以上鳴らし込んでいます。(1号機)上段は2台目です。こちらは全くのオリジナル状態。使いだして約1週間。(2号機)


使ったラインケーブルは全く同じものですが、出てくるサウンドは全くの別物くらいに違います。電源ケーブルで「活性化」された1号機は音数が多く、スケール感のでかいサウンドをします。これに対して2号機はちょっとちじこまったサウンドです。電源ケーブルがショボイので「電源供給能力」が低いのでしょう。当然「抵抗」が多いです。



1号機のRchに偏った定位は、電源インレット部の半田付け不具合でした。この部分を再半田付けして、しばらく鳴らしていたら定位が真ん中に来ました。鳴らし込んで行くにつれて真ん中に定位が動いていくのが分かりました。

実はJBL#L-100を買おうかとも思っていたのですが、山水SP-2005でもL-100クラスのサウンドが出るのを確認して止めようと思います。TA-4300F1号機のサウンド聴いて確信しました。

自宅システム用のTA-4300Fチャンデバをサブシステムで・・・

2020年04月02日 | ピュアオーディオ

現在のサブシステムです。また2段重ねしています。遊んでるアンプやSPが転がっていますので、少しでも維持するために鳴らしています。


2台のチャンデバを重ねています。実際に鳴らしているのは下段の自宅システム用の方です。不具合内容は、
1)低域にノイズが出る。
2)Rchにセンターがズレている。(定位がRch側にズレ)

サブシステムで鳴らして見ると、
1)ノイズは無し
2)Rchに定位がズレている。



来た時にもサブシステムで鳴らして左右の定位も確認しています。その時は異常有りませんでした。分かり易い様にボーカルのCDを使っています。

自宅システム用と2台目では、「鳴らし込み」時間に約1ヶ月の違いが有ります。交換してその差は歴然です。サウンド自体は自宅システムの方が音数が多くて、良くなっていることを実感します。