Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SONY TA-3120パワーアンプの電源のインレット化

2020年04月18日 | ピュアオーディオ

SONY TA-3120(1967年製)のパワーアンプも入荷して10日が経ちました。このアンプは「動作品」でしたが、内部を確認すると電源部のメインコンデンサー部の半田付けが怪しい状態でした。配線をカットして線の皮を剥きやり替えました。その後は異状なしで使っていました。



サブシステムではSPが壊れた結果、マルチアンプを止めて#4425のシンプルなシステムにしています。


このアンプのリア面です。1967年製ですので、当時の直出し電源ケーブルは非常にショボイケーブルです。この状態では「音質アップ」は大きく望めません。電源インレット化を最初から計画して購入しています。丁度アンプが眠るゆとりのある状態になっていますので、思い切ってインレット化を実施しました。



加工時間は2.5時間ほどで完了しました。スイッチドコンセントを使ってやった分、時短出来ましたし、取付位置も高く出来ました。インレットを止めるネジを取り付けるのが最大の難関でした。とにかく指の入る隙間が狭く、ナットの取付に一苦労しました。


ついでと云うか?電源のインレット化と抱き合わせで必ずヒューズのグレードアップをさせます。この機種は5Aのヒューズが使ってあります。フルテックの5Aのヒューズをストックしていましたので即交換です。



電源インレット化後の「慣らし運転」をしています。ヴォーカルを鳴らして見ると、中央よりLch側に15cm程「定位」がズレています。裏面のバランスネジで中央に来るように調整を完了しました。

さて「音質は?」・・・鳴らし始めですので「詰まった」様な感じで鳴り始めましたが、2時間ほど鳴らし込むと「詰まり」は取れてきました。結構な分解能で出てきます。後、数日鳴らし込めば自宅で使える様になると思います。