Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

良いケーブルの見極め方

2012年06月01日 | ピュアオーディオ

システムの中でインコネ(RCA・XLR)ケーブルや電源ケーブルの果たす役割は非常に大きいものが有ります。機器ばかりに投資しても音質アップの効果は半分しかないと個人的に思っています。

電源ケーブルはその機器の性能を左右します。良い電源ケーブルを使えばメーカーオリジナルのケーブルよりはるかに良い性能を確保できます。同じ機器でも雲泥の差が出てきます。

インコネケーブルは信号の伝送を役割とします。CDPから送り出される信号が100% プリアンプ→パワーアンプ→SP から出せれば良いのですが、必ず「伝送ロス」が発生します。

この辺はどなたでも理解できると思いますが、問題は「どうやったら良いケーブルか?」を見極める事です。

今までにケーブルの比較試聴をして来て判った事は、
1)従来のケーブルと比較して、同等より少し上のケーブルが一番効果を感じやすい。
2)従来のケーブルに比べ、極端に良いケーブル(高性能)は、1stインプレは良いが、次第に「ふん詰まり」の音になり、良いケーブルとは認められにくいと云うこと。

電源ケーブルにしろインコネケーブルにしろ、良いケーブル(高性能)は「サウンドがふん詰まる」と云う事。これは「エージング」とは違い、今まで扱ったことの無い情報が伝送される為機器がビックリして直ぐには対応してくれません。この現象を私は「機器の活性化モード」と読んでいます。「機器の活性化モード」も約1ヶ月(2時間/Day聴いて)もすればヌケて来ます。ただこの1ヶ月間の期間は「不安」と「バッドな音」に攻められますので「苦行」と「勇気」が要ります。

私も何回も同じ「機器の活性化モード」を経験していますが、「本当にヌケる」かは保証が有りませんからいつも不安になります。でも多少の時間の違いは有っても、1stインプレで感じた「音質の良さ」は倍増して必ず出てきてくれます