先先週に修理に出していたWadia#6が修理を終えて帰って来ました。
早速音出し確認をしています。修理に出す前より音質アップしていますね。Wadia#6を修理に出した後、EMT#981を繋いだ時に、「こちらの方が音質は上だな」と思っていたのが、見事に逆転しています。あくまでもトランスポートとして使っているの、CDPとしての評価では有りませんが・・・。箱体の強度の差がそのままサウンドに出ている様に感じます。CDPとして評価すれば内蔵のDACの音質も入って来ます。EMTには独得の質感が有りますので手放せません。
昨日までのEMT981を使っていた時のサウンドは、「ややシャープネスに欠ける傾向」は有りましたが、中域の音の厚みが有りました。またなめらかさ等はクラシックを聴くには良い音色でした。
修理後のWadia#6を繋いで2時間ほど馴らし運転をした後比較をしましたが、音のシャープさや音の厚みが逆転しています。これが本来のWadia#6の実力かもしれません。修理の内容は「ピックアップ交換」と一部電源部の「基板の裏打ち半田」です。余程ピックアップが摩耗していたと思われます。
こちらが交換したピックアップ「SONY KSS-151A」です。見た目では不具合かどうかは判りません。STUDERのCDM-3やCDM-4のメカが新品が5万円前後で手に入るのに、このSONY製のピックアップだけでそれよりもはるかに高い金額です。
トレーのベルト類の交換は4月に終わっていましたので、かつて懸案にしていたWadia#6のピックアップ交換が完了し安心して使えます。