Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

金管楽器はやはりホーン型が合う

2012年06月12日 | ピュアオーディオ

最近市販されているSPの中・高域にはドーム型のユニットが多いように思います。シベリウスの「カレルヤ組曲」やチャイコフスキーの「小ロシア」の冒頭に有るトランペットやトロンボーン、ホルンと言った「金管楽器」の音色はコーン型やドーム型に比べたら、ホーン型のユニットの方が質感は良い様に思います。構造的にホーン型は金管楽器に似た原理ですから当たり前かも知れません。

ホーン型ユニットは「こする」(弦楽器)音が不得意のように考えられがちですが、草創期のホーン型ユニットの技術者は、ディフィーザーやセッティングでカバーしてうまく出しています。オーディオ道場のアトリエに有るCN191の「こする音」の凄さは、多分誰でもビックリする質感だと思います。使い手の技量で大きく変化するのもホーン型SPシステムかも知れません。

私のシステムでは「成長」させて行くことが「完成度」を高める事だと思っていますので、ホーン型ユニットとパラレル接続で使うSPユニットを色々試しています。コーン型やドーム型のユニットとは質感が違いすぎる様でうまく行きません。色々なタイプのユニットを手に入れて実験をして行きたいと思っています。