Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

安直な「思い込み」は失敗する

2020年08月21日 | ピュアオーディオ
オーディオ全盛時代(1972~1991年頃)には、身近に「オーディオショップ」が有り、実際にサウンドを確認できた。ただその頃は「安直な思い込み」が多かった。関連してオーディオ雑誌やFM誌等の「広告媒体」も沢山出版されていた。

ただ、オーディオ機器とひとくくりに云っても、ソース機器・アンプ類・スピーカー類・デッキ類・プレーヤー類と多岐に渡る。一度聴いて見たい機器が身近には無い事が多かった。現在では猶更である。

そうなると、雑誌の論評を確認したくなる。○○先生がこんなに褒めていたから・・・とか・・・で購入の後押しをしてもらったとか・・・。他力本願では自分のサウンドは作れません。だいたい雑誌は「モノを売らんが為」に書いて有る訳で、けなす様な論評は殆どない。(何故なら売れなくなるからだ)

何十年もこの趣味を続けて行くと「自分の好みのサウンド傾向」が見えて来る。しかしである、自分が思った機器を組み合わせても必ずしも思い通りのサウンドにはならない。

電線病にかかって実際に自分でケーブル類を聴き比べて初めて知った。「ケーブル」は「必要条件」なのだと。「十分条件ではない」事を真摯に受け止めれる様にならなければ「ケーブル」でしっぺ返しを受ける。どんなに高価な機器でも「ケーブル」がショボければそのケーブルの音しか出ないのだ。