Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

どうやったら「音質アップ」をストーリー的に実施できるか?

2017年03月12日 | ピュアオーディオ
オーディオの「音質アップ」は、システムの何処かを変えただけで「音」が変わる。それが良い方向に行けば「音質アップ」で悪い方向に行けば「音質ダウン」である。それを決めるのはオーナーである。

例えば、棒積みにしていたアンプ群をラックに入れるだけでサウンドは変化する。SPケーブルを変えただけでもサウンドは変わる。電気的な部分でも非電気的な部分でも「変えれば変わる」のがサウンドである。電気的な部分だけがサウンドを変えると「思い込んでいる」方も非常に多い。

「音質アップ」をやりたいと考えて、雑誌の勧める組合せにして見ても、使うケーブル類やセッティング、部屋の環境も違うので、「雑誌」の記事を鵜吞みには出来ない。それではどうやって「音質アップ」を図るのか?

私の答えは簡単である。まず良いと思う事をやって見る事だ。行動こそが現場を変える。「電気の事が判らないから・・・」と云って「何もしない」では何も解決はしない。どんなに頭で良い事を考えていても実際に実施しなければ「絵に描いた餅」で有る。「一つの考えよりも一つの行動」が前進のキーワードである。

行動して「良かったのか?」・「悪かったのか?」を自分で判断して、「その理由は何だろうか?」と考えるのがストーリーだろう。良い音には良い音の理屈(原理)が有り、悪くなった音には悪くなった「理屈」(原理)が有る。それを考える事が嫌な方は「音質アップ」などストーリー的に進める事は諦めるべきだろう。組合せで良い音が出たとしてもそれは単なる偶然でしかない。「偶然」に頼る様なやり方ではストーリーは出来ない。

プラン→ドウ→チェック→アクションと云ったデミングサイクルと云う生産現場での問題解決の手法が有る。このサイクルを回し続けて行けば「ストーリー」が見えて来るだろう。