今までに沢山のプリアンプを使って来ましたが、なかなか自分の気に入るモノがなかった。マッキンのプリアンプはC29,C40、MX110と使って来ましたが、「音の雰囲気」は非常に良いと思います。しかし、「音数」(情報量)の面では不満を持っていました。
アキュフェーズもC-200、C-280、C275V、C-290と使って来ました。現在でもC-290を使っていますが、もう少し「音の厚み」が欲しいと思います。
今回C22モドキプリアンプを手に入れ、ノーマルな状態ではとてもC40やC-290には音のキレ・ヌケの面で太刀打ちできませんでしたが、内部配線のみを特殊銀線に交換しただけで、C40もC-290も不要と判断するに至りました。
音の厚みは管球式にはとても及びません。(どんな管球プリアンプでもと云う訳では有りません) 音のキレ・ヌケ(透明感)を同等かそれ以上に出来れば、音の厚みとまろやかさ・艶やかさでTr型アンプは太刀打ちできません。(私の経験した範囲内で)
内部配線の交換が大変なので、今までプリアンプには手を付けて来ませんでしたが、今回のC22モドキプリアンプを境に、すべてのプリアンプを管球式に切り替えたい欲望に駈られています。
現在所有するWE310Aラインプリ(SuperTrail仕様)の質感はC-290を軽く凌駕しています。ただ低域の再現に不満が有りますので、電源部の強化が必要だと思います。
12AU7ラインプリ(Trail仕様)もなかなかの再生音で、こちらはケースのデザインに不満(チープに見える)で、ケースの入れ替えも考えています。
12BH7ラインプリはまだ内部配線の交換はしていませんが、潜在能力は上2台のプリより上になると思っています。しかし、このプリは日の目を見る事はないでしょう。このプリアンプのパーツとWE101Dシングルアンプを合体させて、新たに本格的な「フォノ付きプリアンプ」を作ろうと予定しているからです。
随分と前から「WE101Dプリアンプ」の構想を持っていました。ようやく本格的に着手したいと思っています。既にトランスやフォノ用球を入手・発注しています。具現化して行きます。