各オーディオシステムのサウンドを最終的に確認する時は、「日本語のボーカル」を使います。日本語で有れば、言葉の意味や発音・質感も良く判っています。個人的には上の写真に有る「石川さゆり」さんの「演歌」を使うのも面白いと思っています。
上のCDでオリンパスシステム、RCA箱システム、612Aシステムのサウンドチェックを久しぶりにして見ました。私のシステムはコロコロアンプが変わったり、音のバランスを変えたり、機器のセッティングを変えたりしていますので、1回/月くらいの頻度で、「サウンドチェック」をしています。「サ行」の発音に気を付けます。
このCDを使ってRCA箱システムをチェックしましたが、「サ行」が少し強調されています。「まだまだ・・・」の感触です。F-15Lの活性化度がまだ合格点に達していないようです。特に中域の質感・バランスがまだまだの状況。
同じCDを使って612Aシステムで聴きますと、「ほほー!!これは良い感じ!!」と「サ行」が殆ど気になりません。非常に良いバランスで鳴ってくれます。ALTECは元々「ボーカル」が良いとは思っていましたが、やはり良いです。歌いあげる歌手の思いが伝わってくるかのようにしっとりと歌ってくれます。管球アンプのプリ・パワーを合わせているのが効いているようです。
SPシステムとしてはRCA箱システムの音数の多さやスケール感の大きさ等、グレードの違い等を612Aシステム対してに感じてしまいますが、ボーカルに限って聴けば、こちらの方がバランスも良く質感も良い様に感じます。不思議な事です。