私の頭の中には「マランツ#7」のフォノイコライザーのサウンドが入っています。現在のTr型アンプでは段々別な方向のサウンドに変化して行っている様で、個人的には選択できない状況です。古いアンプの形態に現在の技術を注ぎ込んで、好みのアンプに仕上げるのが良さそうだと思っています。
マランツ社も「#7」プリの後、「#7」を越えるプリアンプは出ていない様に思います。時代の流れの中で流行が有るのは判りますが、「本当に良い音」のするアンプが廃れて行っている事には疑問を感じます。
1台数百万円のアンプで有っても私の求めるサウンドと違えば、購入対象では有りません。SPも同じ考えです。「価格が高い=高音質」とは言えない部分でも有ります。
今度作成したいと計画しているのはフォノイコライザー付き「WE101Dラインプリ」です。ラインプリの方に使う球はほぼ特定できていますが、フォノイコライザーに使う球を色々と調べていました。初めは12AX7のテレフンケンのダイヤマーク球かムラードのCV-4004を考えていましたが、球の価格が非常に高い点と、今一誰でも使ってそうなので躊躇していました。ようやく使う球もほぼ特定出来て来ました。これからはしばらくは「球集め」と「CR類のパーツ集め」です。時間をかけてゆっくり探して行きたいと考えていますので、出来上がるのはいつの事なのか予定が立ちませんが前進有るのみです。