Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

40年前のオーディオトレンド

2012年02月17日 | ピュアオーディオ

1971年、18才の時にオーディオを始めました。ステレオサウンドはNo13号辺りから購入し、113号までの100冊ほどは連続して購入して、毎夜穴のあくほど読んでいました。

1971年当時は国内各社の「4チャンネルステレオ」全盛時代で私も「CD-4」のビクターシステムステレオから始めました。その頃「コンポーネントオーディオ」が広がり始め、ご多分に漏れず、自分も1年で、コンポーネントステレオの世界に入って行き4チャンネルから卒業しました。

当時のステレオサウンド誌(SS誌)では、超価格帯のオーディオ商品が紹介されていて、手の届かない商品へのあこがれが芽生えて行ったと思います。

当時のSPの有名どころは、タンノイ、JBL(サンスイ)、ALTEC、EV等の大型SPや、ARの3Aの様な「ブックシェルフタイプ」SPが多かった様に思います。

JBLからプロ用シリーズ#4320が1973年から出て、その後「34シリーズ」が出て来ました。当時のオーディオの先輩達が(パトリシアン、ハートレー、パラゴン、ハーツフィールド、オリンパス等をお使いの方達)が「プロ用ユニット」に疑問符をつけておられたのを記憶しています。

当時のアンプで人気が高かったのが、マランツ#7.#8B、#9やマッキントッシュのC22、MC275の真空管アンプ。トランジスターアンプはまだ出始めたばかりでしたが、マッキンからC26,27,28等が時系列的に出て来ます。パワーアンプもMC2105等に人気が有りました。アキュフェーズは当時「ケンソニック」と云う社名で、C200とP300が発売されたばかりの時期にあたります。

SP関係は「SPユニット」を自分で組んでシステムを作るのが、ハイアマチュアの方達のやり方だった様に思います。(当時はSPユニットが単品で数多く販売されていました) 自分もステレオを始めたばかりで、自分で組み上げるスキルなどなく、メーカーでの完成品を買うのがやっとだったと記憶しています。

あれから40年も経つと、随分とオーディオ業界も変化して来ました。SPをアセンブルして作る事等殆ど廃れて、メーカー製の完製品ばかりになって来ています。その分、ユーザーが楽を出来るのかも知れません。