38cmウーハーを使ったシステムを6セット持っています。このうち「マルチアンプシステム」は1セットだけです。マルチアンプ方式VSネットワーク方式の比較をして見たいと思います。
1)「音質」の優劣について
音質的には「マルチアンプ方式」の方が優れていると思います。
複数のアンプで帯域を限定して使える事と、
SPケーブル、電源ケーブル、ラインケーブル等の
伝送ケーブルの「断面積」を大きく出来るからです。
2)オーディオ的な楽しみ方について
こちらも「マルチアンプシステム」の方が「触れる部位」が
圧倒的に多く、しかも年月をかけて「成長」させる事が出来る。
3)経済的な面
経済的には「シンプル」なシステムほど有利になります。
その点では「ネットワーク方式」の方が有利です。
チャンデバ、ケーブル類、アンプ類の経済的負担が少ないです。
しかし、上述の記載にはいろいろ条件が付きます。
同じグレードの機器を使った場合であり、機器のグレードが違えばその逆の結果にもなります。
マルチアンプシステムでは「チャンデバ」の性能が大きく音質を左右しますし、アンプとSPユニットの組み合わせも無数に有ります。この組み合わせで「音色」や「音質」が大きく左右されます。
この様に「大上段」に構えて見た所で結論は出ません。自分に合ったシステムを構築して行きながら「成長」させる様な方法が、一番無理がなく満足度が高いのではないでしょうか?
自分としては出来るだけシンプルな形で「最上の音質」を求めています。しかし、「マルチアンプシステム」の域までは到達できない「限界」も感じています。
マルチアンプ方式の「オリンパスシステム」とネットワーク方式の「RCA箱システム」、「SP-707Jシステム」のサウンドを比較するとどうしても「オリンパス」に届きません。