二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

時間のこと

2009-11-17 20:21:04 | 徒然に想う
最高気温が12℃などと言っている。天候は下り坂で雲があって、6時ちょっと前だというのにまだ暗い。鳥たちはまだ活動前で静か。予報通りなら、雨も降るかもしれない。降る前お腹一杯にしとけばと思う。

ロリーナに滞在していた間、明ける前、鳥たちが騒ぎ出し、その気配で起きるていた。雄鶏の時を告げる声は「早く小屋から出してくれ。腹が減って仕方ない」と聞こえてくる。時計は気にしなくてすんだ。

人間の社会は、時間が重要なキー。特にサラリーマン稼業ではなくてはならない。時間に関する作法などどれくらいあるんだろう。だから、時計はどんな形にせよ身の回りにあって、時間を確認できる・気にしている。

鶏たちは、夕方6時になったから帰るのではない。暗くなってくると小屋に戻る、ちょうど西の稜線の向こう太陽が沈み北向かいの尾根に光が消えた頃、自然と帰る。何時何分なんて一切関係ない。ヒトだけが文字盤を見て暮らす。言い方かえれば、結局、生き物らしさを投げ出し時計に振り回されている。ありがたや、ありがたや。





今日の一枚:駅を降りてオフィスに向かいます。桜の木の紅葉です。ピントは昔から合ってません。

考え方

2009-11-16 18:04:59 | 徒然に想う
笠間市稲田の石屋さんの言葉、石は取れば取るほどなくなっていく。つまり生きているんです。大切に無駄のないよう使わなければならない。

稲田の御影石は、白くて硬いんだそうな。あの日本橋や最高裁の外壁に使われている。

石、という物を「生きている」と捉えらる。地球に存在して取ってしまうと無くなってしまうのを、生きていると。なんて素敵な考え方。




今日の一枚:クマゼミのいた、大学の木々。オフィスで空調が冷房から暖房に変わった。

出遅れた朝

2009-11-15 09:12:07 | 徒然に想う
昨日の不安定な一日、うって変わって今日は穏やかな秋晴れの予報。ハッと目を覚ますともう六時をむかえんばかり。太陽が顔を出すのが十五分ころだから・・・。なんてこった、南の窓のカーテンをちょっと捲ると、赤く焼けている雲。しまった。

確かに、いつもの四時に目覚ましをかけた。でも、きちんと止めて二度寝している。言い訳すれば、今や四時は夜のように暗い。夏の時のような朝の気配なぞ感じられない。だから、布団の温さにかまけて、もう少しとなる。

鳥たちは、太陽しだい。そう、時間にすれば、五時位だとまだ寝ている。半頃東の空が赤くなると、さて今日はどこに食べに行こうかと騒ぎ出す。そんな会話を楽しみにしていると、なおさら、まだいいかと、もう少しもう少しと布団が長くなる。

いくぞ! と玄関をでると、鳥たちの会話はすでにお腹が膨れていそう。カラスなどは遊びだしている。太陽にあわせてどんなにいい生活なんだろう。でも、もっと早く起きてくれないか。




今日の一枚:遊水地が巨大なレンズの展示場になっている。割愛して、土手にまっしぐら。富士山が雄々しい。タスマニアから帰って時よりも雪が消えていた。

金曜日の晩

2009-11-13 22:02:31 | 徒然に想う
日本の海運業界の話。空前の資源高などを背景に、史上最高益に沸いていた2年前から一転。昨年秋のリーマンショック以降、荷動きと運賃の悪化に苦しんでいる。海運会社3社すべてが最終赤字。足を引っ張るのが、コンテナ船事業なんだそうだ。

値上げ交渉に取り組み、ごく一部の航路で運賃が改善してくるなど、効果が見えてきたというが、船余りという構造的な問題がある。今、世界のコンテナ船はおよそ1300万TEU(20フィートコンテナ換算個数)のキャパシティがあると言われているが、過去の好景気時に発注した新船の建造が進んでいるため、2012年に1.5倍に膨れ上がる! 徐々に荷動きと運賃が回復したとしても、圧倒的な供給過剰が続くというわけだ。

まったくいろいろなものが暗中模索。踏み出そうとすれば、足元がないような気がして、踏み出せず…。舵を取るのもままならぬ。しばらく、波任せ風任せ? ゆっくりでいい。

物が動き出すかどうか…、それは予想できない。聞こえてくる話は結構厳しい。舵取りが難しいどころか空回りし暴風に突っ込み沈没とならなければいいが、2012年という数字がでてきてしまった。こういう偶然は薄気味悪い。



今日の一枚:回り道、あぁ、なんかきれい。中央線を使った。

ご褒美かな

2009-11-12 20:58:41 | 徒然に想う
天気予報で日の出が6時13分頃とか言っている、まだまだ暗い。昨夜の雨雲が残っているせいもあろう、6時。電車の窓、東の空、まだ夜の様。

こんな時には変なこと考えないほうがいいのだが。昨日からまた頭の中で渦巻いている、なぜ会社に行くのか。何を青臭いことを。考えたって、理想と現実は合いっこない。当たり前じゃないか。そう、最後にはお金の話。どう食べていくのですか、となる。

会社に行くのは「働く」ことの一つの選択。「働く」ことは「食べるものを得る」こと、「お金を得る」ことじゃない。他の生き物たちとなんらかわらない。沢山あるであろう選択肢から選べばいい。選択する権利は個人にある。個人はすべてにおいて優先される。

ここにギャップが出て、どう埋めるか考える。結局堂々めぐり、疲れてしまう。エィ、ヤッと踏ん切りをつけてしまえれば…。




今日の一枚:絶品のカキフライ。これを頂くために、昼飯カロリー低め。「お金」を介在。でもぉ、なにしろ旨い。

邪馬台国

2009-11-12 08:13:40 | 徒然に想う
(11日掲載したつもり、アドレスが間違っていました)

邪馬台国がどこにあるのか「だんだん決着に近づいてきた」というニュース…。

奈良県桜井市の遺跡での大型建物跡の発見がこの論争の解決の鍵になりそう。出てきた遺物に対して、木の年輪幅の違いを利用して伐採年代を割り出す年輪年代測定法などによって、それらが3世紀の邪馬台国時代にさかのぼる可能性が高まったという。大型の建物跡をその当時作りえたのは、一人しかいないかららしい。

どこかワクワクする。江戸時代あたりから続いてきた議論が分析ということから明らかになる。むろん時間を遡れないから、真実は確定できない。でも卑弥呼が九州にいたのか近畿にいたのか推察されるだけでも、楽しくない?

ただ、「推察される」はもっと疑問を生じる。大どんでん返しが待っているかもしれぬ。なおさら、何か出てきそうで面白くなりそうだ。歴史ってのが事実と同一されないところがいい。




今日の一枚:午前中のオフィスから望んだ風景。けっこう雨が強い。季節性の予防接種の日。新型は二週間後。基礎疾病を持っている病人なんだと再認識、辛し。