二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

金曜日の晩

2009-11-13 22:02:31 | 徒然に想う
日本の海運業界の話。空前の資源高などを背景に、史上最高益に沸いていた2年前から一転。昨年秋のリーマンショック以降、荷動きと運賃の悪化に苦しんでいる。海運会社3社すべてが最終赤字。足を引っ張るのが、コンテナ船事業なんだそうだ。

値上げ交渉に取り組み、ごく一部の航路で運賃が改善してくるなど、効果が見えてきたというが、船余りという構造的な問題がある。今、世界のコンテナ船はおよそ1300万TEU(20フィートコンテナ換算個数)のキャパシティがあると言われているが、過去の好景気時に発注した新船の建造が進んでいるため、2012年に1.5倍に膨れ上がる! 徐々に荷動きと運賃が回復したとしても、圧倒的な供給過剰が続くというわけだ。

まったくいろいろなものが暗中模索。踏み出そうとすれば、足元がないような気がして、踏み出せず…。舵を取るのもままならぬ。しばらく、波任せ風任せ? ゆっくりでいい。

物が動き出すかどうか…、それは予想できない。聞こえてくる話は結構厳しい。舵取りが難しいどころか空回りし暴風に突っ込み沈没とならなければいいが、2012年という数字がでてきてしまった。こういう偶然は薄気味悪い。



今日の一枚:回り道、あぁ、なんかきれい。中央線を使った。