二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

WWOOFのホストのこと、2

2009-11-07 17:46:17 | 徒然に想う
ポールのことを話そう。

家の書斎をオフィスにしている。昔はワインのインポーターをやっていたらしいが、次代に譲ったとも聞いた。ジェラルディンのやっていることにまず口を出さない。ただガーデンは別。大好きなところで、まれにこうしないとダメじゃないかとジェラルディンに話すそうだ。そう、実は何をやっているのか知らない。

毎晩ガーデンに下りていく。野菜を取っては、サラダを用意してくれる。その彩りが美しい。色々な野菜が使われる、しかも、ポール流のビタミン哲学でまとめられている。それだけ種類が多い。ちなみに、葉物は食べる分だけ摘む。根っこは残す。薹が立っても、花が咲いてもそのまま。だから畝間にグリーンリーフが、なんてことになっている。

色々なことに対する情報収集・分析力は尊敬に値する。それを周りと共有してくれるがまたいい。朝キッチンにいると、ニュースの解説。ランチの時には、インターネットから話題を取りそれにコメントしてくれる。ロックフェラーとロスチャイルドの対立がどう影響しているかまで言及することがある。そこまでいった日は、日本ではあまりない発想だから、面白くてたまらない。

ランチブレイクを取りに家に戻ると、掃除機をかけたり、ランチの準備をしてくれる。ガーデンに下りていくのを見かけると、今日も終わりだと思う。やがてフーフー言いながら上がってくる。誰も手伝おうとしない。みんなそうやってサラダを準備するのが楽しみなんだと知っている。サラダを食べれば食べるほどご機嫌で、なかなか気難しいところもある。

可愛い人だ。


今日の一枚:26日の朝、搾乳を終えて母屋に帰る。振り返って・・・。