二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

四国にて - 3日目

2011-11-15 17:44:08 | 遍路

2、30分関東より日の出が遅い。6時10分の映像。

7時20分、宿坊を出発。

8時25分、8番熊谷寺。

9時10分、9番法輪寺。

9時40分、小豆洗い大師。小さな祠の脇に湧水があって、今は金魚が泳いでいた。確認出来たことでコースを間違っていないコトが判る。安心、安心。

10時15分、10番切幡寺山門。333段もの階段が待ち受けている。上がると、例の先達がおられた。お爺さんと話されている。なんと御年、90歳。車を運転し、その階段を上がって来られたそう。すごい! ココアを飲んでエネルギー補給。あとは、11番藤井寺まで9キロちょっと。二時間半ほどか。長めに休む。門前町に戻ると11時10分。

12時、吉野川河畔の遍路小屋。潜水橋がすぐ先。途中のスパーで買ったリンゴとアンパン、朝ご飯の時にでたバナナで昼飯。20分に行動再開。


最初の潜水橋を渡る。何でも日本一大きな中洲で、一面畑。キャベツ、サニーレタス(路地、トンネルなし)、大根。あと、なんだ…。川砂。竹か何かの木酢液の香り。実にここで道を間違えた。向こうに軽トラが止まっている、フラフラと農道に足を踏み入れてしまった。「オーイ」振り返れば、あの先達。金剛杖で進むべき方向を示される。助かった!

1時50分、11番藤井寺。団体がいる。ちょっと引く。

2時20分、旅館 吉野に。部屋の番、203!

3時に風呂がということだったが、2時30分過ぎに入れた。ありがたい。

そう、明日は最初の遍路転がし、12番焼山寺。行動食を買い出しにいかねば。

宿でチャリンコ借りてスーイ、スイ。ふとあの小母さんを思い出す。もちろんママチャリのだ、すごいとしか…。10番までは一緒になったが、明日はなぁ。

あの先達ともどうだろ。焼山寺までは一つのコース。下りは二つ。庵主は河野に向かい。先達は神山とおっしゃっていた。

こうやって、会っては別れ、巡って行くのだろう。寂しくもあるが、慣れに頼らず一人になって大師との同行二人に戻れとの思し召しか…。




今日の一枚:昨日の夕食後、夕方の勧行に参加。住職さんの話に「森の宗教」文化と言うのが出てきた。日本は自然=森とともに生活してきたんだと。宿坊の窓から北東を。