遅まきながら、録画した映画「海街ダイアリー」を観ました。
素敵な映画でした。美女が四人の映画って何だかなあと思っていたけれど
本当に、心に染みるものでした。
女優さんを、本当に綺麗に撮しているし、自然な描写で、心の機微をきちんと表している。
愛と言うのは、みな、幸せを保証される訳じゃなくて、時には、誰かを傷つけずにはいられないものもある。
誰かが、自分の愛に殉ずることで
取り返しのつかない罪を作ることもある。
自分の人生だけで、収支が合えば良いのだけれど……
すずは、いつもどこにいても落ち着かない、自分が居ることだけで、
誰かを傷つけてしまうと、自分の罪ではないのに悩んでいる。
クラスメイトに、打ち明けると、自分は三人兄弟の末っ子で、
今度こそ女の子を欲しいと思った家族を失望させた。そういうこと?と言われる。
全く次元の違う悩みだけれど、
ちょっと救われるすずは、段々
心を開いていく。
是枝監督の、丁寧な演出に、心がほだされる。
奥さんのいる人を愛しちゃいけないよね。人の家庭を壊すことになるからね。
誰かが言っていた。
愛した人にたまたま奥さんがいただけ。あれは、どんな映画だったっけ?