何も知らない

夫が仕事を辞めてから始めたこと、
数独
クロスワードパズル


夫は、昔から全く本を読まない人なので
ものを知らない人だとは思っていたけれど、
パズルの答えを私に聞くのをみると
あまりに知らなさすぎてあきれてしまう。

「きょうのそれ」

★昼の12時って何？
　　私　　「正午」
　　　　　えっ、知らなかったの？
　　夫　　「食事」だと思った

★あずきさいちゅうって何？
　　私が買ったお菓子をみて夫が聞く
　　私　　「あずき最中」読めないの？
　　　　　　あずきもなかだよ。

★生け花のトップって何？
　　私　　「家元」
　　夫　　「親元」かと思った。


結婚する前に知能テストすれば良かった！

聞かれるたびに呆れていたら、少しくらい
知ってるくらいで、そんなにいうこと無いだろう？と夫。

いえいえ、自慢しているのではなく、私の持っているくらいの知識は常識の範囲ですよ。

春一番

凄い風
いつもなら　この時期
南風
春一番
ことしもまた忘れずに来てくれたね
春一番


でも、今朝の風は
雪でも降りそうな
冷たい
暴れん坊


春ちゃんは
生みの苦しみ

そこここで梅が
咲き出した

福寿草だって
賑やかで

もうすっかり
準備万端
春だよって
言いに来て

きょうは
冷たいぞ。
じっと我慢の
春への踏み切り台

ホットスポット

ボルネオ島の密林の不思議な動物たち
一億年の時をかけて進化を続けてきた。
地上70メートルもある高い森。
食べ物は、意外と少ない。
木から木へ飛びうつるために、
体を平たくして飛びうつる蛇やとかげ。
オランウータンは、体重80キログラムにもなる。その重みで木をしならせて飛びうつる。
猿は、群れを作ると思いきや、オランウータンの雄は、一人で暮らしている。

オランウータンの母親は、七年もかけて、子育てをして、食べ物の少ないボルネオのジャングルで生きるすべを教える。

ボルネオ象は毎日100kgもの草を食べるので、
草を求めて移動する。時には川を泳いで渡ることもある。


生きるというのは
大変な覚悟が必要で、
環境に合わせて長い時間をかけて
順応して行くのだと知る。

自分の生きている今
この場がホットスポット。

今を生きる。

松谷みよ子さんの訃報

小さいももちゃんやあかねちゃん、たつのこたろう、民話の掘り起こしや、
自宅を解放しての読み聞かせ等、いつも先端を歩いていらした。
「老衰」のためご逝去。89歳。


子どものためのお話を書きたいと思っていたけれど、松谷さんの童話に出逢って、
かなわないなあと感じたのは、遥か昔。


小さなひとが、ひとりの人格なのだと実感した秀作の数々。
宝物は、ぶれない熱い信念だったね。


たくさんの作品と感動をありがとうございました。