【ラジオの人生相談】
「50歳です。夫と夫の父との三人暮らしです。子どもは居ません」
物静かに話し出した女性にパーソナリティが
「それで、ご相談と言うのは?」と促しました。
「私 癌なんです。若い頃から、早く死にたいと思ってきたから、
今、癌って言われても、そんなにショックではないんです。」
ジツハ、私は夫を愛していません。若いとき妻子ある方と恋愛していましたが
諦めて、進められるまま夫と結婚しました。
子どもが出来たのですが、内緒でおろしました。
好きでもない夫と、死ぬまで暮らして良いのだろうかと思って相談申し上げました。」
今まで きいた中で、一番悲しい相談でした。
どうして、心に残ったかと言うと、ふと 加藤和彦さんの遺書が浮かんだからです。
・・・・・・・「世の中が音楽を必要としなくなり、もう創作の意欲もなくなった。
死にたいというより、消えてしまいたい」
生きるっていうのは、いつも良いことばかりは無いのですが、今が不幸だからって
人生を 全否定してほしくないなあと思いました。
回答者の先生は 女性の方でしたが 泣きながらお話されていました。
どんな回答だったか覚えていませんが、たしか「一日 一日を大切に生きてください」
というような・・・・・