
名古屋松坂屋美術館で、山下清展をやっていました。
山下清と言えば 「貼絵」の印象が強かったのですが、
ペン画、水彩画、油彩、陶芸まで有り驚きました。
作品に山下清画伯の、説明が付いていて、感動しました。
幼いときの病気により、知的障害が残り 小学校でひどくいじめられたそうです。
お母さんが考え抜いて養護学校に入学させた所 貼絵に出会い天賦の才能が開花したのです。
清さんは、きちんと日記を残していて 文字も綺麗で几帳面に思ったことを書いています。
映画やテレビの「裸の大将」のイメージとは違い、冷静なシャイな人のようで新鮮でした。
清さんは驚異的な記憶力で、風景を覚えて、帰ってからペン画を描き、貼絵にしていったそうです。
ヨーロッパのスケッチで、裸の彫刻が飾ってあるのををみて何故、みんな 平気で観るのだろうと
不思議がり、また恥ずかしがって 正面のスケッチはしなかったため 彫像は背中だったり影になっていました。
絵の中に「山下清」が描かれているのもあり楽しかったです。
また観に行きたいと思います。
東海道五十三次は素晴らしく圧巻でした。