eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

不況期に成長進化する

2009-02-22 08:08:24 | 読書/新聞/映画など
好況期には、企業は、量的な拡大を基調とする。設備投資も、人材の採用も、基本は拡大する需要に追いつくための量的な拡大です。

不況期には、競争が激烈になる。競争の基本である、価格と独自性を徹底的に競い合って、劣る企業が敗退し淘汰されていきます。単なる縮小均衡で量的にのみ対応しようとする企業は生き残れない。

企業は、不況期には、いままでのやりかたや、設備や人材をみなおす。生産性をアップし、売り方やあらゆる工夫をする。人材も、採用による量的な拡大ではなく、教育研修による能力強化に重点がおかれます。

企業は、好況期に量的に拡大し、不況期に進化成長する。人材の確保も、好況期には採用による量的な拡大が基本であり、不況期には、生産性の向上やあたらしい工夫のための人材育成が基本になります。

個人についても、おなじことがいえそうです。いまこそ、能力アップのチャンスです。

好況・不況の景気循環は、資本主義の仕組みにとって、生命力を維持する重要な役割をもっています。

ところで、各国の経済学理論には、おおきな違いがあります。景気循環論では、日本の経済学が伝統的に世界のトップレベルにあるといってよいと思います。アメリカでは、景気変動論、つまり、資本主義には景気循環はないという考えも強く、そもそも景気循環の論理的な解明が放棄されている傾向があります。




受講生が300万人をこえました

2009-02-20 07:35:50 | Netlearning,Inc.
ネットラーニングが提供するeラーニングの受講生が、きょう、300万人をこえました。

本日受講開始する方をくわえて、これまでののべ受講生の数は、3,055,791名です。

2000年4月20日に最初の受講生の方をおむかえして、9年近くたちました。このところずっと、毎年、50%ずつのべ受講生がふえています。

したがって、これから1年の間に、あらたに150万人の受講生をおむかえすることになります。また、3年後には、のべ1,000万人をこえることになるでしょう。

みなさまのご支援と、ご利用いただいている受講生・企業担当者の方々に深く感謝いたします。これからも、よりいっそうしっかりした教育研修をおとどけするよう努力してまいります。




eラーニングの多様化4-SaaS型LMSの爆発的な進化

2009-02-19 13:01:34 | SaaS+型LMS
インターネットの急速な普及によるネット時代は、いよいよ、つぎのクラウド・コンピューティングの時代へはいりはじめました。

eラーニングにもそれは大きな影響を及ぼし始めています。

具体的な動きのひとつは、イントラネット型のLMSの利用が終わり、インターネット上で利用するSaaS型のLMSが一般的になることです。

LMS(ラーニング・マネージメント・システム)がSaaS型つまり、インターネットで利用料だけ払う利用方式にかわることによって、LMSの爆発的な進化がはじまりつつあります。

LMSの進化をさまたげてきたもののひとつは、SCORMという標準化です。SCORMは、SCORM対応のLMSを貧弱な機能に押し込めてきました。しかし、SCORMにかりに存在意義を主張できるものがあるとしても、イントラ型のLMSにかぎられます。クラウド・コンピューティングとSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の時代に、もはやSCORMの存在余地はありません。

SCORMのくびきをはなれた各社のLMSは、今後、自由に、独創性をきそって、多様に、爆発的に進化するでしょう!

ここにも、eラーニングの爆発的な多様化の基盤があります。



eラーニングと朝の時間の活用

2009-02-19 11:24:33 | eLearning
朝の時間は貴重です。

まず、集中力でみれば、わたしの経験では、朝と夜で確実に倍以上の差があります。一般的にもそういわれているかと思います。であれば、学習には、朝の時間が大切です。

もうひとつ、朝の時間のメリットがあります。それは、確実に時間を確保できることです。さけられない予定は、めったにはいってきません。たとえば、わたしは、毎朝1キロ泳いでいますが、夜の時間をこのようにコンスタントに確保することはまずできません。

コンスタントに時間を確保することができて、集中力を保持できる時間帯として、学習のために朝は貴重です。

では、その朝の時間を有効に利用できる学習方法は? 残念ながら、教室での学習は早朝には、ほとんど提供されていません。朝の時間をつかって有効に学習するには、eラーニングが最適でしょう。もちろん、そのほかに書籍や教材などもありますが。

毎朝、30分の学習時間を確保して、継続的に学習するならば、やがて目立った成果がでてくるにちがいありません。

Learn for the Future! (in the morning)



eラーニングの多様化3-SNSとの統合

2009-02-18 10:27:13 | eLearning
めざましく進展するeラーニングの多様化の一つとして、きょうは、SNS との統合をとりあげたい。

ネットラーニングは、eラーニングの基盤であるLMS(ラーニング・マネージメント・システム)とSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を完全に統合しています。

統合したものを、わたしたちは、LNS(ラーニング・ネットワーク・サービス)として位置付けています。

LNSの発展の可能性は、さまざまですが、学習する組織をつくるうえで、大変大きな役割をはたしていくでしょう。教えあうことをふくめて、企業における教育や学習を新しい次元におしあげていきます。

LNSは、やがて、集合研修そのものも内にとりいれていくかもしれません。

ところで、わたしたちは、このSNSとLMSを統合したサービスを、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の形で提供しています。したがって、わたしたちが提供しております他のサービスと同じように、オン・オフの設定で、企業様ごとにLMSだけのものやSNSと統合したものなどを選択していただくことができます。




多様化2-ネットで英会話個人レッスン

2009-02-17 11:06:33 | eLearning
昨日につづいて、eラーニングの多様化の流れをみたい。

きょう取り上げるのは、ネットでおこなう英会話や中国語会話などの個人レッスンです。

先生は、アメリカや中国で、高い教育訓練をうけた人たちが担当することができます。しっかりしたカリキュラムや教材も重要です。学習する人のニーズに合わせた先生を選べることも大切でしょう。

ネットラーニングのLMSでは、先生と生徒がおたがいにほぼ全画面で向かい合ってレッスンをすることも、教材をメイン画面に表示して、先生や生徒の画面は小さくしながら、教材をつかったレッスンをおこなうこともできます。

個人レッスンだけでなく、プロジェクターなどをつかって、教室にあつまった生徒にアメリカから先生が指導するなどの方法もあります。塾や学校などでもつかえるでしょう。



多様化1-ネットで集合研修

2009-02-16 14:45:46 | eLearning
eラーニングは、多様化と深化というふたつの面で、爆発的に進化をはじめています。

今週は、その多様化の側面をみてみたい。

まずとりあげるのは、「ネットで集合研修」です。

30名以下であれば、ゼミ風に討議しながらすすめることもできます。講師が講義する時は、講師の映像を左上に表示し、右のメイン画面には、パワーポイントの資料やウエブページなどを表示し、講師は画面上に自由に書き込みながらレクチャーをすすめることができます。受講生の側も、指名されれば発言したり、画面に自由に書き込んだりできます。

右のメイン画面を分割して、30名の講師と受講生全員の映像を表示し、ディスカッションをすすめるのも有効です。実際、このネットの集合研修の参加者は、受講生同士の親密感もかなり強いものがあります。

これからは、単純なレクチャーだけの集合研修は、必ずしも一か所に集まる必要がなくなるでしょう。デスクトップなどの画面が大きくなればなるほど、臨場感もかなりのものです。

ネットであれば、簡単なテストやアンケートも自由に組み合わせて進行させることができます。いそがしい講師に遠隔地から参加していただくこともできます。さらに、当日ライブで参加できなかった方々も、オンデマンドでいつでも録画で受講できるメリットもあります。もちろん、学習履歴や成績の管理もしっかり備わっています。

ネット教育は、集合研修にも急速に浸透するでしょう。5年もたてば、それがあたりまえになっています。

画面は、わが社の在宅討論会の一シーンです。




5社4か国語のホームページ

2009-02-16 05:29:36 | Netlearning,Inc.
ネットラーニング・グループは、準備中をふくめて、5社4か国語のホームページを運用しています。

現在、3名のスタッフがほぼ専任しているほか、専門会社の協力もえて、さらに大幅に充実させる活動を強化中です。

企業向けや個人向けなどのほか、語学などサービスの分野別にも新しくホームページを立ち上げて、よりお役にたてるホームページにしてまいります。


2月25日、上海でセミナー

2009-02-13 22:27:11 | eLearning in China
以下、ネットラーニングのメールマガジンからの引用です。

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2月25日、上海でセミナーを開催します!
   『eラーニング最新事例 ご紹介セミナー』
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ネットラーニングは中国上海に子会社、「明香企業信息諮詢(上海)有限公司」を設立し、中国での人材育成やeラーニングの活用方法に関するコンサルティングサービスを開始いたしました。

このたび、中国人社員向けの研修をご検討中の日系企業のみなさま向けに、現地でご利用いただけるサービスのご紹介、および日本でのeラーニング活用最新事例をご紹介するセミナーを開催いたします。

*セミナーは日本語によるご説明のみとなります。

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◆ セミナー概要 ◆
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■開催日: 2009年2月25日(水) 14:00~16:30 (開場 13:30)

■場所: 上海科学会堂 1号楼2階1203室
       (上海市盧湾区南昌路47号)
      [map] http://www.sciencehall.org/cn/lianxi.htm

■定員: 30名 (先着順) 

■参加費: 無料  *事前申込みが必要です

■内容:   ・日本でのeラーニング活用状況
       ・先進各社での活用事例のご紹介
       ・中国版eラーニングコースのご紹介
       ・明香企業信息諮詢(上海)有限公司のご紹介

■申込方法: 右記宛にEメールでお申込みください。  info@netlearning.cn

   ※件名に『eラーニング紹介セミナー申込』と明記し、以下の必要事項を     書いてお申し込みください。
    ①貴社名  ②参加者氏名  ③部署名  ④ご連絡先電話番号 
    ⑤E-mailアドレス  ⑥特にご関心のあるテーマや研修上のお悩みなど

ご興味のある皆様はふるってご参加ください。

明香企業信息諮詢(上海)有限公司 ホームページ
  



10-12月の消費支出動向

2009-02-13 15:52:18 | 読書/新聞/映画など
総務省統計局が発表した、2008年10月ー12月の消費支出動向です。
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総世帯<1世帯当たりの1か月平均>

総世帯の消費支出は,270,413円
前年同期比 実質2.3%の減少 前期比(季節調整値) 実質0.8%の増加
消費支出(除く住居等※)は,
前年同期比 実質1.9%の減少 前期比(季節調整値) 実質0.1%の減少
うち勤労者世帯の実収入は,
前年同期比 実質1.1%の増加

二人以上の世帯<1世帯当たりの1か月平均>

二人以上の消費支出は,304,414円
前年同期比 実質3.2%の減少 前期比(季節調整値) 実質0.3%の減少
消費支出(除く住居等※)は,
前年同期比 実質2.7%の減少 前期比(季節調整値) 実質0.7%の減少
うち勤労者世帯の実収入は,
前年同期比 実質0.6%の増加

単身世帯<1世帯当たりの1か月平均>

単身世帯の消費支出は,186,400円
前年同期比 実質3.2%の増加 前期比(季節調整値) 実質7.1%の増加
消費支出(除く住居等※)は,
前年同期比 実質4.2%の増加 前期比(季節調整値) 実質3.2%の増加


 ※:「住居」のほか,「自動車等購入」,「贈与金」,「仕送り金」を除いている。また,実質化には消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)を用いた。
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詳しくは、http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/shihanki/pdf/gaiyou.pdf