eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

人手不足感「強い」、企業の4割

2007-04-23 10:55:49 | 読書/新聞/映画など
日経新聞社が、おもな企業の経営者に実施したアンケートによると、人手不足感が「強い」と回答した企業が4割にのぼっている。

適正水準と回答した企業は、53.3%です。

多くの企業にとって、人材の確保と育成が重要な課題になっていることがわかります。

今回の「社長100人アンケート」の回答者は、137名。


イーラーニング・ワールド2007出展

2007-04-23 08:49:05 | eラーニングビジネス
今年の夏開催されるイーラーニング・ワールド2007に出展することを決めました。

今週、出展の申し込みをします。

eラーニング市場が急成長しているなかで、今年8月1日から3日まで開催されるe-Learning Worldは、これまで以上に注目をあつめるとみられており、ネットラーニング・グループは、最大規模の出展をします。


一流の人間は、一流の人間を

2007-04-22 18:38:29 | Netlearning,Inc.
「一流の人間は、一流の人間を採用する。二流の人間は、三流の人間を採用する。」

マイクロソフト中国研究所の初代所長李開復の言葉です。

採用する側としては、こういわれると少しこまる。一流の人間を採用して、自分が一流の人間であることを証明しなければなくなる・・・? 
冗談をぬきにして、わが社について、これほど人材がそろった会社はめったにないということは、確信しています。わが社には、一流の人間が、・・候補も・・・は、(たぶん)今後証明されるでしょう。

それはさておき、今の時代は、資本を結集するよりも知力を結集するほうが、格段にむずかしい。資本力より知力が力を発揮する。

資本力はかんたんには知力を結集できないが、知力は資本力を結集できる。

知力は、基本的に知力によってのみ結集できる。そして、知力を結集することができるならば、世界的な事業を達成できる。

わが社は、採用者が一流かどうかは別にして、さまざまな工夫によって、世界的な人材を育て、結集していきたい。


ビル・ゲイツ、北京に立つ

2007-04-21 22:29:08 | 読書/新聞/映画など
きょうの新聞に、ビル・ゲイツが北京で講演をおこなった記事がでている。いま、ビル・ゲイツが北京にいる。その意味は?

「ビル・ゲイツ、北京に立つ」2007年2月21日刊、日本経済新聞社、2500円+税

1998年11月5日、マイクロソフト中国研究所の設立が公表された。のちに、マイクロソフトアジア研究所へと発展する。

マイクロソフトアジア研究所は、中国の優秀な頭脳を結集し、マイクロソフトの戦略的な研究所へと発展してきた。この本は、その研究所に焦点をあわせたドキュメントだ。

マイクロソフトを担う綺羅星のような中国人技術者たち。日本は、取り残されてるような寂しさがある。


安定志向と年功序列と

2007-04-21 21:44:43 | 読書/新聞/映画など
数日前の新聞に、今年の新卒は、実力主義・成果主義の企業よりも年功序列型の企業をえらぶ傾向が強まっていると報じている。親たちのリストラを見て、安定志向になっているという。

「年功序列」と「安定志向」?ミスマッチではないだろうか?

年功序列型は、企業が成長していくときにのみ、実現できる。入社した社員が順次年齢を重ねていくときに、将来、すべての社員に役職や高い給料でこたえることができるのは、会社全体が成長しているときのみだ。

年功序列型は、戦後の日本経済の成長を基盤としていた。

しかし、もう10年近く前から日本の労働人口は減少を続けており、もはや一般的に企業の成長を前提にできる状況にはない。以前にも書いたが、日経新聞の企業関係の記事をみても、かつては売り上げの伸びが見出しにきた。成長が第一の課題であった。いま、企業面の見出しは、すべて利益の増減がかかれている。売り上げの増減は見出しにならない。

一般的には、もはや、年功序列の基盤は失われている。

失われて、成果主義に転じるときにリストラがおこなわれたのだ。年齢が高い層の高い給料が維持できなくなった。現在年功序列を維持している企業は、いずれこれからリストラの実施をさけられない。年功序列型企業は、それを維持できなくなるかもしれない「不安定」をかかえこんでいる。

急速な業務不振でもないかぎり、成果主義には、基本的にはリストラはない。会社への貢献度に応じて給料が支払われているなら、会社にとって全社員が必要な社員であり、全社員を維持していくことができるから。

わたしは、もし、成果主義を徹底することができるなら、終身雇用・定年撤廃もありうると思う。

定年は、年功序列の発想だろう。


「人材教育」5月号にwiwiwの記事

2007-04-19 09:36:40 | 育児休業者支援 wiwiw(ウイウイ)
明日20日発売の「人材教育」5月号にwiwiw(ウイウイ)の記事が掲載されています。

育児休業者支援サービスのwiwiw(ウイウイ)は、4月から、あらたに24時間電話相談サービスをはじめました。育児・健康・メンタルヘルスなどについて、専門家が相談に応じます。

2ページにわたる記事では、これまでのwiwiwのサービスや電話相談にくわえて、この春から提供される携帯電話をつかった医療情報サービスなども紹介されています。




どのような会社になりたいか

2007-04-18 13:04:26 | Netlearning,Inc.
どのような会社としてほめられたいですか?

「あ、あの有名な会社ですね。」「高収益のエクセレントカンパニーですね。」「業界最大手ですね。」「上場会社ですね。」「株価が高いですね。」「急成長していますね。」「技術力がすばらしいですね。」「いつも新分野にチャレンジして成功を積み重ねている会社ですね。」「グローバル企業ですね。」「環境にやさしい会社ですね。」「社会に貢献している会社ですね。」「社員を大切にしていますね。」・・・

各社、それぞれめざすところがちがう。

わたしたちが目指すものは、規模でも利益でもなく、最終的には、お客様に信頼いただける会社です。そして、社員にとって働き甲斐があり、自己実現ができる会社です。

もちろん、信頼の反映として、eラーニング業界最大手であることを誇りに思っていますが、規模や利益は結果であり目標ではありません。


新執行役員選出

2007-04-17 21:26:49 | Netlearning,Inc.
本日の取締役会で、新執行役員が選出されました。任期は、2008年4月の取締役会まで。

新しい執行役員は、
  佐藤廣行・取締役専務執行役員(経営管理統括)
  吉田俊明・取締役専務執行役員(営業統括)
の2名です。

また、海外展開についても、重要な決定が決議されました。


ビジネス構造と時代の流れ

2007-04-16 16:56:01 | Netlearning,Inc.
その企業のビジネス構造が時代の流れに沿ったものであるかどうかは、企業に注目するときの大切なポイントの一つでしょう。

時代の流れの方向としては、アフリエイト広告などにみられるように効果を測定できること、SaaS(サース)といわれるネット上でのアプリケーションの活用、アマゾンやグーグルにみられるアクセス履歴を活用したビジネスなどがあります。いずれも、大変大きな流れです。

効果測定の面では、eラーニングでも、インターネットのASP型が、1人ひとりの学習状況もはあくできるので、教育研修の主流になっていくだろうと指摘されています。たしかに、クリック数により広告費を払うグーグルの広告売り上げは、世界最大の広告会社を上回りました。

SaaSも、時代の流れですね。インターネット上にあるソフトをネットで活用する。ネットラーニングが提供するeラーニングも、このかたちにあてはまります。LMSも、各社が購入するのではなく、ネット上で利用される傾向がではじめています。また、ネットラーニングは、コースウエアの提供において、すべてのASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)企業のなかで、規模でトップクラスです。

トラッキングも時代の流れです。履歴をサービスに活用する。アマゾンやグーグルも履歴を最大限に活用している事例でしょう。個人の学習履歴を教育研修に活用するのも、ASP型のeラーニングの特徴です。

ネットラーニングが提供するeラーニングは、いくつもの面で時代の大きな流れに沿っています。しかし、同じeラーニングといっても、企業内にサーバーをおくイントラネット型の場合は、上記3つの流れのいずれにも当てはまりません。