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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

八丈島芸能文化交流会

2007-02-19 15:36:50 | 島の生活
昨日の八丈島は、朝は生暖かいほどでした。しかし、夕方には、北風が強く寒いくらいになりました。

午後、八丈高校で開催された第二回の「八丈島芸能文化交流会」に参加しました。会場は満席です。

日本民踊綾芽会(愛知県名古屋市)、秩父屋台囃子保存会(埼玉県秩父市)、三宅島伊ヶ谷郷土芸能保存会(東京都三宅村)の参加もあり、2時間が短く感じられました。

最後の「石投げ踊り」には、出演者のほか、地元の若者も大勢参加して、ところせましと踊りながら、楽しく終わりました。




株式会社と学校

2007-02-18 23:25:45 | 学校におけるeラーニング
株式会社による学校は、新しい時代にむけたチャレンジです。

株式会社は、産業社会が生み出した仕組みですが、必ずしも、社会全体に浸透しているわけでもありません。農業や医療の分野、あるいは、学校教育の分野などでは、基本的に株式会社は認められてこなかったのです。

営利目的という株式会社を、社会が信用してこなかった面もあるでしょう。

しかしいま、変革の力として株式会社に期待する規制緩和の課題が浮上しています。うまく折り合いをつけることができるのかどうかです。

株式会社は、「出資者の有限責任」と「目的にかかわらず登記によって設立できること」の2点が明確になったとき、もっとも普遍的な経済組織となりました。歴史的には、長く規制をうけていました。

はげしい変化の時代に、もっともはやく変化の先頭に立っているのが企業であり、もっとも変化に立ち遅れているのが、官僚組織や政治、学校教育であると指摘されているときに、株式会社と学校は、どのように切り結ぶことができるのでしょうか。教育の基本組織である学校そのものも問い直されている時代のなかで、新しい何かを生み出す挑戦であるとはいえるでしょう。。

ジョン・ミクルスウエイト、エイドリアン・ウールドリッジ著「株式会社」ランダムハウス講談社、2006年10月11日刊、2000円+税
を読みました。

ジャーナリストの視点であり、やや限界も感じますが、わかりやすく株式会社の歴史をまとめており、現在の株式会社と社会の緊張関係や政治との力学も面白い。

「変革を招くこの会社という組織が、今日、その影響力をますます拡大している」と著者はいう。現代社会の基本的な組織について、いろんな人たちが、国、共同体、政党、教会などと主張してきたが、「世界でもっとも重要な組織は会社だ」という立場で書かれています。

しかし、その会社さえ、この激変する時代に取り残されるのかもしれない。産業社会から、知識社会への転換のなかで、どのような経済組織が登場してくるのでしょうか。産業社会の経済組織がうまく機能するのでしょうか。

試行錯誤の時代です。チャレンジの時代です。









不思議な石の卵

2007-02-17 10:12:11 | 読書/新聞/映画など
小石と卵の民話を読んだ次の日、石の卵を読みました。

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花果山のまさしくてっぺんに、ひとつのふしぎな石がありました。・・・
さてもこの石、・・・天地日月の精華をうけつづけ・・・ついに霊気が通うきざしを生じ、胎児をはらむことになったのです。かくして、とある日、石は裂け、毬ほどの大きさの石の卵を生み出したのです。
その卵がまた、風を受けたおかげで、一匹の石ざるとなりました。・・・
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有名な孫悟空の誕生です。

シルクロードの旅をしてから、西遊記に関心があり、とりあえず目に付く西遊記の本はすべて買いためました。

その中の1冊、中野美代子著「西遊記の秘密ーータオと煉丹術のシンボリズム」岩波現代文庫、2003年4月16日刊、1,100円+税
を読み始めたところです。

そういえば、吉祥寺駅北口にある大きなお寺に、三蔵法師の銅像があります。




卵と石が「おさきにどうぞ」

2007-02-15 23:06:52 | 読書/新聞/映画など
きょう読んだ、コモロ諸島の民話です。
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いっしょにお出かけ。
小石が言った、「たまご、おさきにどうぞ」
たまごが言った、「いやいや、おさきにどうぞ」

ゆずりあって、とうとう最後にたまごが先に行くことになった。

たまごが先に行ったら、小石がたまごを押しつぶしてぺちゃんこにしてしまったとさ。

ほら、これでおしまい。
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「マダガスカルの民話」川崎奈月編、論創社、2007年1月30日、1500+税


きょうも5時帰りの日

2007-02-15 12:54:27 | Netlearning,Inc.
きょうも、5時に帰る日です。

毎月2回、5時に帰る日を実施していますが、ずいんぶん、定着してきました。

定時は6時です。たんなるノー残業デーではなく、定時より1時間前に帰るというところが重要です。この日は、みんな、夜にさまざまな予定をいれています。

早く帰ることができるということは、これほど多様に時間をいかすことができるということでしょう。

誕生日休暇も、制度として取り入れてから半年近くになります。2月生まれの社員が多いということも、わかりました。けっこう、この休暇をたのしみにして、うまく活用しているようです。


消費者としての子ども

2007-02-14 13:22:11 | 読書/新聞/映画など
前回書いたのとは別の今読んでいる本で、消費者としての子どもの姿に出会った。

小学校5年生の社会科の授業風景が書かれていました。養殖ハマチについて。

「いよいよ出荷です。でも心配なのは・・・」生産者が心配しているのは何かを考える課題です。

子どもたちがこだわったのは、消費者としての「食べられるかどうか」です。腐っていないかなど。隆太とよばれる生徒は、「自分の”消費者”としての発想をかえることはありませんでした。」と書かれています。

生産者としての発想をもたない子どもたち。

とはいっても、「生産者としての発想」とは何なのだろうか?

「新しい時代の教職入門」秋田喜代美・佐藤学編著、有斐閣アルマ、1800+税


書評をみて注文した

2007-02-12 22:49:55 | 読書/新聞/映画など
いまの子どもは、手伝わない。

そのかわり、消費者として自分を確立する。

「これを勉強すると何の役にたつのですか?」こどもたちがしばしば聞く問いは、消費者としての当然な問いだ。

だが、「何の役に立つのか」と問う人間は、自分の価値観が正しいと思ってる。

勉強によって、自分の価値観そのものがゆらぐことを知らない。

「勉強しなくても、自分で決めてそのリスクの責任を負えばよい。」

勉強からの逃走、労働からの逃走。

書評を書いているのは、学習院大学の中条教授。

本のタイトルは、「下流志向」。内田樹著。講談社。1470円。


気がついたら、1,000コース

2007-02-12 17:09:16 | Netlearning,Inc.
2000年4月20日に最初の8コースを開講して以来、きがついたら、自社制作のコースウエアが1,000コースをこえています。1月末に、1,009コースとなりました。

最高・最多・最新をモットーに、もっともよいeラーニングのコースウエアを、どこよりもたくさん、どこよりも早く自社で制作することをめざしてきました。

自社制作による「最高・最多・最新」は、最初の1コースを制作したときからのネットラーニングの基本方針です。

自社で制作すれば、永続的に改善をつづけて、必ず最高のものに到達できます。今後も、この方針で、10,000コースをはるかに越えるコースウエアを提供してまいります。

ところで、そのうちに、コースウエアという概念をこえたeラーニングの学習の仕組みも登場し、多様化していくと予想できます。


韓国のeラーニング会社

2007-02-12 13:10:45 | eラーニング市場
韓国には、どのぐらいの数のeラーニング会社があるのでしょうか。

まだ2006年の統計はでていないので、2005年のデータをみてみましょう。

2005年現在の韓国のeラーニング事業者数は381社です。社員数は、16,413名で前年より23.9%増加しています。平均すると、1社あたり43名の規模となります。

eラーニング会社の内訳は、サービス事業が181社(47.5%)、コンテンツ事業126社(33.1%)、LMSなどの事業74社(19.4%)となっています。しかし、eラーニング専業企業は、半分にもなりません。

上場企業は、3社です。

eラーニング企業の変遷をみますと、2004年の258社のうち63社が撤退し、その3倍の186社が新規参入しました。

したがって、2005年にeラーニング事業をおこなっている381社のうち、半数近くがこの1年以内の新規参入組みです。日本も撤退とそれをはるかに上回る参入がある似た状況にあるといえるでしょう。