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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

米英独仏の国債、格下げリスクも ムーディーズ

2010-08-18 18:00:41 | 読書/新聞/映画など
ムーディーズが、現在、最上位のトリプルAの格付けをもつ米英独仏という主要国の国債の将来の格下げリスクに言及したと報道されています。

もちろん、現在は安定した状況にあると強調されていますが。

政府の資金調達コストが増大するリスクが高まっているのは確実です。

これだけ巨大化した企業、金融の想像を絶する規模に対して、もはや、国家はあらん限りの力をふりしぼっても、その危機に対応しきれなくなっています。国家財政は、余力をなくし、疲弊し、それ自身が、あらたな危機の母体にもなっています。今後予想される経済危機に国家が役割をはたせないどころではない状況です。

各国の中央銀行も同じです。日本銀行は、株価も低迷している。

企業の規模についてみますと、2007年の世界のGDPの合計は推定47兆ドルといわれ、トップ250社の売り上げは、約15兆ドルでした。これは、世界のGDPの3分の1に相当します。トップ5社の売り上げ合計1兆5000億ドルをこえるGDPをもつ国は7つしかない。

売上高が500億ドルをこえる企業は106社。それに対してGDPが500億ドルをこえる国家は、60しかないそうです。

ヘッジファンドの運用資産総額は、2007年には、実に2兆ドルにたっしました。管理運用する資産が1兆ドルをこえた銀行その他の金融機関は、2007年には21社にのぼりました。100兆円に近い規模の資産管理運用している金融機関が21社にもなる。これは、日本の一般会計予算にほぼ匹敵します。