-- The U.S. economy continued to grow during the second quarter, the government reported Friday. But the pace slowed more than economists were expecting, raising concern about growth - or even another recession - in the months ahead. (CNNの報道)
米国経済は、成長率をどんどん鈍化させています。4月ー6月の政府発表のGDPの成長率はエコノミストの期待を下回り、2.4%にとどまっています。成長率は、四半期でみれば、2009年第4四半期の約5%、2010年第1四半期の4%弱にくらべて、さらに下回ったことになります。
今後、むしろリセッションとよぶべき経済状況に突入するという警告もあちこちで見られます。
きょうの日経新聞社説も、米国経済の減速に警戒を呼び掛けています。
「米経済の減速傾向がはっきりしてきた。個人消費が盛り上がりを欠き、望ましくない物価下落も心配されだした。日本にはとくに円高・ドル安という形で影響が及ぶだけに、警戒が怠れない。 ・・・気になるのは・・・国内総生産(GDP)の7割を占める消費がさえない。」
さらに警戒すべきは、中国、インド経済の減速です。
China's rapid recent growth has made it increasingly likely that its gross domestic product, in US dollar terms, will be larger this year than Japan's. (CNN)
世界第二の経済大国になった中国やインドの経済にも減速がめだってきました。
今後の日本経済やわれわれのビジネス環境は、予断をゆるしません。