あずさ16号で帰ってきました。ビール片手に、気楽な一人旅です。インドの古代宗教の本を読みながら。
信濃大町から松本への車窓から、せまりくる壮大な雪山が見えました。毎日、この山を眺めてくらす人たち、ビルを眺めて暮らす人、海を眺めてくらす人。
列車の車窓から、飛びゆく景色をみるたびに、いまから50年ほど前の東海道線の上り列車でであった沖縄の青年を思い出します。まだ本土復帰せず、米軍の占領下にあった沖縄から東京へでてくるのは簡単ではなかったと思う。
彼にとっては、はじめての本土の景色です。しかし、彼はひたすら眠り続けていた。どんなに眠くても、好奇心があれば車窓から景色を見ないはずはない。と思う一方、こんなにも疲れているのだと思いやられます。それ以来、ほとんど列車に乗るたびに彼のことを思い出します。船で鹿児島に上陸して、東京までの列車は30時間ほどもかかったのだろうか。
信濃大町から松本への車窓から、せまりくる壮大な雪山が見えました。毎日、この山を眺めてくらす人たち、ビルを眺めて暮らす人、海を眺めてくらす人。
列車の車窓から、飛びゆく景色をみるたびに、いまから50年ほど前の東海道線の上り列車でであった沖縄の青年を思い出します。まだ本土復帰せず、米軍の占領下にあった沖縄から東京へでてくるのは簡単ではなかったと思う。
彼にとっては、はじめての本土の景色です。しかし、彼はひたすら眠り続けていた。どんなに眠くても、好奇心があれば車窓から景色を見ないはずはない。と思う一方、こんなにも疲れているのだと思いやられます。それ以来、ほとんど列車に乗るたびに彼のことを思い出します。船で鹿児島に上陸して、東京までの列車は30時間ほどもかかったのだろうか。