eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

学習のペースと成績

2006-07-07 13:11:29 | eLearning
eラーニングの学習履歴を分析していると、さまざまな特徴がうかんできます。

そのひとつは、学習のペースがはやいひとほど成績がよいという強い相関があることです。

たとえば、25時間のコースウエアを学習するときに、1か月で修了している人と、2か月、3か月、4か月・・・と修了までに時間がかかる人を比較しますと、見事といってよいほど、成績が段階的に規則的に低下していきます。

これをどう分析し、どのように学習指導に役立てるか。学習指導上の重要なデータのひとつです。

eラーニングでは、LMSやコースだけでなく、学習プロセスにももっと注目してゆくべきでしょう。

進化するeラーニング

2006-07-07 08:59:41 | eLearning
広い意味での「進化するeラーニング」は、興味深いテーマです。

ところで、ここでは、個々のコースウエアの進化にかぎって、のべます。

わたしたちのeラーニングのコースウエアは、インターネットのサーバー上で運営されています。
したがって、すべての受講者は、わたしたちのラーニングセンターの支援をうけて学習し、個別の学習履歴が記録されています。

そこで、ネットラーニングのコースウエアは、2つの方法で進化し続けています。

第一は、修了するすべての受講生からいただくアンケートや改善指摘に対して、ひとつひとつ対応し改良し続けていることです。100万人をこえる受講生の声によってコースが作り上げられています。
第二は、学習履歴の分析です。たとえば、ある問題だけ平均点が極端にひくかったりすれば、問題が適切でないか、その前の解説が不十分か、あるいは、その箇所が一番理解しにくい箇所であるか分析し、改善します。学習履歴の分析は、コースウエア改善の重要な方法です。

インターネットのサーバー上で運営されているので、ネットラーニングのコースウエアの改良は、簡単に実施できます。わたしたちは、何千何万という改善をつみあげてきました。

これからも、受講生の声を反映した改善をしつづけ、進化してまいります。