趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

学校におけるIT化と学力の相関関係

2011-12-07 14:18:32 | インポート

前置きとして

ぷららのブローチは自動保存機能が無いので、万一回線が切れたりした場合にはアップロードできませんので、タイミングにもよりますが、まれにアップロード時に入力した原稿は全部パアになってしまうことがあります。私は今までに、2年ぐらい前に契約してから4~5回程度、入力原稿を全部失いました。ごく短い文章ならば、即打ち直せばそれで済むことですが、もし、それが1時間以上費やした長文であるならば、間違ってもブログの入力画面で入力してはならない訳で、必ずwordなどのワープロソフトで入力する必要があるわけです。まあ、それぐらいの感覚でなければ、ブローチはとても使えるような代物ではありません。これは、ずっとブローチを契約した当初から考えていたことですが、現在でも、この考えについては認識が変わっていません。

本題

で、その消えた文章とは何かというと、今日の朝日新聞の「IT化 変わる学び」というコラムに関する私の論評です。その朝日新聞の論説によると、文部科学省の推し進めるICT(情報通信技術)教育についての地域間格差は厳然として存在するが、家庭環境の格差については、日本国政府はそこまで踏み込んだ施策を取り組んでいない。却って、お隣の韓国政府の施策の方が進んでいるとの紹介文が掲載されていました。それもそのはず、そりゃあそうでしょう。LG電子やスマホのサムソンなんかいう企業が政府の後押しで世界有数のPCメーカーとして台頭しているじゃあないでしょうか?そういう国際的なPC戦略の中での勝者が国内のPC教育や家庭教育に対しても熱心に官財一体となって生活保護家庭や単身家庭に2000年度からPCを支給して通信費も補助しているとの事でした。そして、夕食後にPCを立ち上げて、「サイバー家庭学習」を毎日40分みっちり練習する・・・というものだそうです。一方、日本の子どもたちは、親が買い与えたDSやプレステでゲーム遊びに熱中している時間帯にです・・・。

私は、結論として一番言いたいことは、学校でのPCを活用した教育は、PCや電子黒板をいくら増やしても校内LANを整備して、それを指導に活用できる教師をいくら増やしたとしても、鍵を握るのは子どもたちの家庭環境だということです。各家庭でどれだけインターネットを使った調べ学習をしたり、サイバー上での学習ソフトやコンテンツを活用できたりしているのか?という点にかかっていると思うのです。学校でのPC情報教育は、そのとっかかりに過ぎないのです。だって、毎日PC教室で調べ学習をしているわけでありませんので、せいぜい週に1回か2週間に1回程度、それもキーボードトレーナーなどの教科の勉強と全く関係のないような技術的な練習が大半を占めているようなことでは、とても学力が身につきません。実際、文部科学省の今年3月時点での全国の小中学校PCの整備状況と平成22年度学力学習状況調査の間には、ほとんど相関関係がありません。

例えば、PC1台あたりの児童数は、第1位鹿児島、第2位長崎、第3位山梨、第4位鳥取、第5位徳島ですが、学力順位が鹿児島31位、長崎37位、山梨44位、鳥取6位、徳島16位であり、鳥取を除けばどうも関係がなさそうです。

また、PCや電子黒板を活用できる教員の割合については、第1位岐阜、第2位長野、第3位徳島、第4位大阪、第5位富山で、学力は岐阜27位、長野20位、徳島16位、大阪36位、富山11位ですので、富山以外はこれまた関係がなさそうです。

 

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