趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

有料サーバーの薦め

2013-01-20 14:19:55 | webコンテンツ

 私は無料サーバーを中心に使っていますので、実は、ここで「有料サーバーのすすめ」と書くのは初めてなのです。この意味は、無料サーバーよりもアクセスが高速だとか、機能が優秀だとか・・・そういう意味で書こうとしているのでは決してありません。第一、そういう意味で記述しようとしても、元来、有料と無料の相違点は機能制限だけしか存在しないはずなので、無料の方が機能が劣っているとか、使い物にならない代物だという意味では100%ないので、ほとんど論点がずれているわけです。まあ、中には箸にも棒にもかからないような劣悪な繋がらない無料サーバーもあることは確かですが、それは、例外的な存在であって、無料とは言っても広告収入が定期的に入ってくるのですから、それ相応の経費を投入して管理すべきなのです。サーバーを管理する義務も果たせないのに、登録に際してユーザーの個人情報を仔細に住所・氏名・年齢・電話番号・職業まで入力させたり、スポンサーから広告収入を厳しく徴収するような行為を万一しているのであるならば、こういう業者には登録すべきでないし、すでに登録していたのであるならば解約せざるを得ません。この点は、態度をはっきりしておいた方がいいかと思います。

 第二に、現状では無料サーバーでも有料サーバーに負けず劣らずアクセス速度が快適な場合が多々あり機能についても容量・転送量・データベース数・メールアカウント数・登録可能ドメイン数などに制限があるものの、一通りの機能は十分に備えています。よほどのヘビーユーザーでない限り、個人的な用途では無制限である必要はないので、もっと別の次元で有料サーバーを推奨するものであります。

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実際、無料サーバーのWEBCROWやFREEWEBやCAPNIXは無料にしては驚異的な高速アクセスですし、MYSQL、PHP、メールまで付属しています。そして、回線が切れることも私の経験では1度もありませんので個人的には大満足の無料サーバーです。

では、なぜあえて格安の有料サーバーを薦めるのか?というと、以下3点の利点があるからです。

1. どんなCMSでも支障なくインストールできて、エラーメッセージが出ない。・・・これは、特にMovabletypaにおいて顕著です。無料サーバーでこれを現在、いつでもインストールできて快適動作するのは@pagesだけしか私は知りません。また、pukiwikiやぶろぐん、Nucleusが全く正常に動作する無料サーバーは、私の知る限りでは無料のものでは未だに確認できていません。無料では、どこか支障があって、たとえば写真が転送できない等の不具合などが多く出るのです。

2. 主なCMSの簡単インストール機能の正常動作を完全に保障。無料サーバーでも、これは出来る場合があるのですが、バージョンが古すぎるままというのが多いです。これは、低いバージョンの方がシステムに負担をかけないためですが、サーバーのphpやMYSQLをバージョンアップした場合に適合しなくなって、あとで.htaccessを記述し直さないと文字化けするとか、最悪起動しないとか、そういったエラーが起きています。でも、無料の場合はサポートや説明がありませんから自己責任で新しいバージョンのCMSを手動でインストールすることになります。

3. 苦情や問い合わせに対する的確で迅速な返事がある。・・・アクセスが遅くて繋がりにくくなったり不通になった時に、苦情のメールをサーバー運営会社に送れば必ず10分程度以内にお詫びと「修復しました」との返事が来ます。一方、無料サーバーの場合は、最悪、閉鎖ということは殆ど無いにしても、復旧には数時間から長くて3日ぐらいはかかります。その間メールで何度問い合わせても、返事はほとんどの場合、なしのつぶてです。もちろん無料サーバーが問い合わせに応じる場合もありますが、それは、有料サーバーの無料版の場合で、且つ登録受付したのにURLが反映されないとか、FTP転送できないとか・・・要するに登録の入り口の部分でつまずいている場合です。その場合は、「再度登録しなおしてください。あるいは設定しなおしてください。」とのメッセージがあります。これは、有料会員になってもらうためにも、親切な対応が必要と認識しているためでしょう。

 以上のように、格安の有料サーバーの利点は、ユーザーに対するサポート体制や、その親切さでしょう。こういう安心感というか苦情の持って行き場があるということは、人間にとって、とても大切なものなのです。これをわずかな料金で得られるわけですから、リッチな気分になるのです。

 一方、無料サーバーの場合は、すべて自己責任で自力解決が原則です。データを失っても苦情は一切受け付けられない・・・という覚悟が必要ですので、バックアップが必須ですし、閉鎖に備えて独自ドメインンの取得も必須です。取得するサーバーは、外国のawardspace、batcave、eupn、biz、zyimic、host-ed、capnix、freearea、byethost、megabyet、wordpress.com、tripod、それに国内のsitemix、@pages、toypark、sound.jp、geocities、freewebなどです。私の場合は外国の無料サーバーが多いのですが、これらは大抵、有料サーバーの無料体験版的な位置づけのサーバーですから安定して使うことができます。しかし、これらについて、悪用する人が多いとか、不正アクセスやウィルスの温床になっているとか・・・そういう記事がネット上に多く見られます。また、freewebにしてもアクセスが遅いとか・・・そういったユーザーの記事が書いてあってお勧めではないと書いてあります。どうやらそれは事実のようですが、しかし、実際は、ウィルスバスターで上記の海外のサーバーのいくつかは「危険なサイト」と認定されていた場合もあったのですが、2~3ヶ月後には解除されたりもしていますから、サーバー運営会社も監視してトラブル回避に努力しているのです。だから、常に既に危険だから使わないほうが良い・・・と判断するのは、早計です。

 結論として、独自ドメインはSTARサーバーで1年間数百円のドメインを購入し、これでもってスタードメインサーバー3GBを無料で借ります。そして、格安サーバーのたとえばEXTREMの容量2GBを年間2310円で借り上げて、2年目以降1200円で借ります。メールは付属していますが、アドレス数が限定されて少ないので、別途さくらメールを年間1000円で借りて無制限のメールアカウントを得ます。こういう風にすれば、随分自由に思う存分、ネット上でブログ投稿を満喫できます。

 

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