標題については、概ねそうだといえますが、でも、そうでもないともいえるのです。どういうことかというと、前回にも書きましたが、アップロードする場所を間違えると更新されないからです。こういうエラーは、実は6月末日から、解決していなかったのです。今日、初めて気が付いたのです。1ヶ月以上謎のままでした。なぜこんな基本的なことに関するエラー(勘違い)が起こるのか?というと、昨年も、一昨年もサーバーのindex_htmlのルートにアップロードしていたことに原因するからです。今年、初めてhogehogeというフォルダを作って、全部その中にファイルを入れたつもりですが、実は、昨年まで使っていたファイは相変わらずルートに置いたきりになっています。つまり、hogehoge内のファイルとルートフォルダにあるファイルの全てを管理する(リンクする)index01.htmlというフロントページがhogehogeというフォルダ内部に置いてあって、それをルートにあるtoppage.htmlという中身の無い起動ファイルが読みに行く形に仕組んであるのです。こんな一種の二重構造を持たせたウェブサイトなのです。
だから、私自身、頭がこんがらがったのです。
こういうように、非常に複雑怪奇?でもないですが、かなり頭の体操をしないと読み解くことができません。
正解は、サイト転送の転送先をただ /hogehogeにすれば良いだけなのですが、黄色の部分の多くのファイル群が気になって、ついルートフォルダを転送先に選んでしまった・・・というか思い込んでしまった次第です。それと、ローカルとサーバーの位置関係が頭の中でシンクロ(同期)されておらないことが原因でした。要するに、ローカルでhogehoge内部のファイルを書き替えているならば、転送先は必ずhogehogeなのです。
それと、もうひとつの大きな落とし穴がありました。私は、習慣としてFTPソフトで転送先をルート以外に指定したことは、この10年で一度もありませんでした。というのは、私はサイト転送をする習慣がなかったからです。ありえないのです。なぜならば、私はwordpress、movabletype、joomla、nucleus、MODXなどのCMSを何度もサーバーに転送していたからです。これらのファイル群は、サイト転送ではアップロードできませんから、必然的にFTP転送を使いますので、転送先はルートを指定していました。だから、今回のサイト転送も、無意識のうちに転送先にルートを指定していたのでした。
以上述べましたように、ホームページビルダーは、大幅なフロントページの改定を行う場合には、常にローカルとwebサーバーの位置関係をシンクロしながら、リンク関係も絶対リンクと相対リンクを両方考えながらサイトを構築していかねばなりませんので、だれにとっても、かなりの頭脳のフル回転になろうかと思われます。でも、素朴な疑問ですが、大改定といったって、譬えて言うならば、ただ近隣の市町村の知らないスーパーマーケットに買い物に行く程度なのに、なぜGPSで出発地と目的地の位置確認をしなけりゃあ到着しないんだ?と腹立たしく思うわけです。大体、めぼしをつけて行けば到着しそうなものだが・・・と思うのです。
この点、CMSは一旦ファイル群をサーバーに送り込んでしまえば、あとは、ブログ投稿記事の投稿に関する操作は殆どwebサーバ上の作業になります。単純明快なので、頭が混乱することはまず殆ど無いのです。
添付ファイルをローカルフォルダからwordpressのmedia専用フォルダに転送するイメージ図
上図では、サーバー側のアップロード専用フォルダが /index_html/wordpress/wp-content/uploads/2012/08/ なのですが、そういうことを一切考えなくても自動的に、その場所に転送されます。このとき考えなくてはならないのは、ローカル側の写真等のフォルダだけなのです。また、文字文書だけならば、自動的にデータベースに収納されますから、書いた文書の位置確認は一切不要です。
以上のように、私が失敗したホームページビルダーの使用上のトラブルは、自動車にたとえると、目的地がたくさん複数あって、決められた時間内に配達しなければならない運送業務の人が、道順がよく分からないのでGPSをセットしようとしたのですが検索項目が多くてまごついてなかなかノルマが果たせない状況とよく似ています。ようやく入力できても、助手席に誰も居ませんから、運転しながらカーナビを見ていて、迷いながら同じところをぐるぐる行ったり来たりしているうちに、ついに一方通行の道路を逆走してしまって違反切符を切られて罰金を払うハメに陥った・・・大体、こういう状況です。方やCMSの場合は、助手席に道順を良く知っているベテランが乗っていてGPSは一応お守り代わりに作動させていますので、スイスイと何の間違いも無く多くの目的地に配達ができて万々歳・・・というわけです。