ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

モリアオガエルの智恵

2013年06月26日 22時10分34秒 | Weblog
学生実習棟の廊下沿いに竹林や小さな池がある.
先日,実習が終わった帰り際に,何気なくその池に目を向けた.
すると,池の近くの草木の枝に何か白い塊が見えた.



一体,何だろう?
近寄ってじっくりと見た.
それはモリアオガエルの卵の泡.

モリアオガエルは,山に住む小さなアマガエルの一種.
ゲンゴロウなどから卵を守るために,水中ではなく,陸上の草木の枝に卵を泡と共に産みつける.
そういうカエルがいることは話しには聞いたことはあった.
でも,泡に包まれた実物の卵を見たのは初めて.

山の中の学校の近くには,カエルが沢山いるからなぁ~.
ガマガエル,ウシガエル,アマガエル,ヒックリカエル,ウチニカエル・・・?
モリアオガエルがいても不思議ではない.

数日後,雨が降った.
実習室からの帰り際,雨の中を歩いて卵の泡がついていた草木の枝を見に行った.
卵の泡は雨水で溶け,草木には泡の痕跡がわずかに残っているだけだった.
そして,枝の下の池の中には,数多くのオタマジャクシが元気に泳ぎ回っていた.

モリアオガエルの智恵は凄いと感心した瞬間でした.


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