ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

オーケストラ・フェスティバル2013@新川文化ホール(魚津)

2013年10月13日 23時22分46秒 | 演奏会
10月13日(日)に富山県のオーケストラ・フェスティバルが開催されました.



富山県のオーケストラ連盟では,各団体の交流と技術向上を目指して,大規模オーケストラと室内楽オーケストラの演奏会を隔年で開催しているとのこと.
今年は大編成オケの年.

会場は新川文化ホール.
蜃気楼の街として有名な魚津にあるので,このホールの愛称はミラージュ・ホール.
緑にかこまれた美しいホール.
広々とした芝生やゆったりとした敷地.
地方ならではの恵まれた環境.
国土の狭い日本じゃないみたい.



まずはジュニア・オケによる演奏.
チャイコフスキーの組曲「くるみ割り人形」から三曲.
行進曲,トレパック,花のワルツ

小さな分数楽器を使っているとは思えないほどの音量と表現力.
幼少からきちんとレッスンを受けている子供たちが出す音は違うなぁ~と感心しました.

ジュニアオケの次は,呉羽高フィル,富大フィル,医薬大管弦,富山シティーフィル,OASISなどの有志で編成された合同オケの演奏で,チャイコフスキーの「1812年」.
ステージ上にすき間がないくらい大勢の奏者が並ぶ.
こんな超大編成のオケを見るのは初めてかも.
ナポレオンとロシア軍の戦いも大戦争デス.

冒頭のチェロ4本とビオラ2本のアンサンブル.
合同オケでは,倍の人数でチェロ8本,ビオラ4本で演奏していた.
チェロのトップは聴かせる腕前で圧巻でした.

クライマックスで活躍する大砲.
今回はステージの左右両脇にバスドラムが一台づつで大砲の代用.
バスドラム奏者は出番になると,上着を脱いで腕まくり.
渾身のパワーを込めて叩いていました.
これは大砲以上の迫力.
かなりビックリ!

大円団はフェスティバルの大編成オケならではの音量.
こういう演奏は滅多に聴くことはできませぬ.

休憩をはさんでムソルグスキー・ラベルの組曲「展覧会の絵」.
高校生のアルトサックス君はとても素晴らしかった.
バーバガーヤ~キエフの盛り上がりもフェスティバルならでは.
熱い演奏でした.

合同オケの皆様,本当にお疲れ様でした.

石川県でも,このフェスティバルのような合同オケ企画をやればいいのに・・・.