裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

発光する惑星

2007年08月22日 12時46分58秒 | Weblog
トイレの電球が切れたきり、二週間ほどすごしてます。
闇の中で老廃物排出。
だけどぼくはおしっこも座ってする派なので、たいした影響なし。
ただ、トイレは重要な読書の空間だったので、それだけが不便といえば不便か。
それにしても明るいです。
夜も窓の外からあかりがさし込んできます。
そりゃセミも夜通し鳴きたくなるよなー。
周囲が静まり返った深夜の彼らの声には精がみなぎってて、ほとほと感心させられるとともに、哀切を感じたくなります。
地上に出た7日間を生き急ぐ彼らは、昼夜問わずからだに震えを走らせ、絶叫しつづけなければならないわけです。
彼らが仰向けになってネズミ花火のようにコンクリの地面をのたうち回るあの季節が近づいてきましたが、一分一秒を惜しんで叫びつづけてほしいものです。
ところでトイレね、はいはい、閑話休題。
窓からさし込むあかりの正体は何ぞや?と考えるに、素直に言えば街灯だったり、お隣の窓のすき間からもれる蛍光灯の光だったり、また月明かりだったりするわけなんですが、ぼくはこう感じるのです。
地球という惑星が自身で発光をはじめたのではないか、と。
惑星は、煌々とかがやく太陽や他の星から受ける光を反射させて照ることしかできない土のかたまりなわけですが、宇宙から見るとわが地球は、まぎれもなく自身に光源を持って発光してます。
トイレの窓からさす明かりも、全部下からのものです。
そりゃ夜空の漆黒も軽薄になるわなー、と、お月さまも小さくならーなー、と、トイレで憂えたくなる日々なのであります。
暗闇ですごす・・・現代人に必要なことのひとつかもしれません。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園