MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

「とびひ」 そして 「猩紅熱(溶連菌感染症)」

2011年09月06日 | FAMILY
 昨日、娘が駆け寄ってきて、「手の皮がむけてるの」というので見てみたら、指の先の薄い薄い表皮がむけている状態。
「あぁ、これこそ『猩紅熱』の最期の状態ね」と変に感心してしまったのでした。


 先月は娘にとって「厄月」みたいなもので、上旬は「とびひ」、下旬は「猩紅熱(溶連菌感染症)」とさんざんな1ヶ月だったのでした。

 どちらも、「帰省の移動疲れ」プラス「避暑地との暑さのギャップ」が原因かもしれません。

 「猩紅熱 ショウコウネツ」というのは、今ではほとんど使われていない名称で、「溶連菌感染症」の重度のもの(全身に発疹ができるもの)を呼ぶようです。若草物語などでも有名ですね。
 昔は重い病気でしたが、抗生物質ができた今ではあまり重症にならずに治る病気といわれています。
 「猩紅」というのは、黄色みを帯びた深紅色のこと。
 体中に赤い発疹ができるから、こんな名前なんでしょうね。

 高熱が続き、全身に赤い発疹ができ、最期に手や足の皮が剥けるという経過をたどります。
         まさに、そのとおり。

 よく効くのがペニシリン系抗生物質(抗菌薬)で、早めにこの薬を飲めば、熱も早く下がり発疹も出ずにすむことがあるんだそうです。

が、

 娘が高熱を出したのが土曜日の朝。
 喉が赤いようだったので、かかりつけの耳鼻科へ。
 セフェム系の抗生物質が処方されて、服用。
 土曜、日曜、月曜、火曜と高熱が続いて、火曜日の午後になって肩と首に発疹が!!

 この時点でやっと小児科へ行って「溶連菌感染症の可能性があります」とのこと。
(「もうじき熱も下がるでしょうから、耳鼻科のお薬で良いですよ」ということで、薬の処方はなし)

 発疹は「肩、首、足の付け根」あたりからひどくなって、次の日には「顔、上腕、太もも、腹」。
 2日もすると、初めにひどかったところは赤い発疹の色がうすくなり、手の先・足の先の方へ移動。
息子たちが溶連菌感染症になったことがなかったので、全身に発疹ができている娘が心配で心配で落ち着かなかったのですが、週末には、ほぼきれいになりました。
 熱から発疹が治まるまで、だいたい1週間というところでしょうか。

 そして、それから1週間もたって、手足の先の皮が剥け始めたのでした。

 「はじめから小児科に連れて行けば……」「抗生物質がペニシリン系だったら……」と後悔もあるのですが、ひどくならなくて本当によかった。種類が違っても抗生物質を服用していたのが幸いだったのかもしれません。
 その後、発疹が治ってから幼稚園も2学期が始まったので、元気に楽しく通っています。
 ほっと一安心です。

 そうそう。
 「とびひ」も溶連菌(溶血性連鎖球菌)が原因になることがあるようですが、今回の「溶連菌感染症」が「とびひ」になっていたことで感染したかどうかは不明。
 幼稚園のおともだちも、この夏、家族4人で「溶連菌感染症」になったそうですから、ちょっと流行っているのかしら?
大人も感染するそうですから、注意しなくちゃいけませんね。


<溶連菌感染症リンク>
溶連菌感染症(猩紅熱) - gooベビー
 イラスト・グラフなどで経過が分かりやすいです。
溶連菌感染症 - gooベビー
すくすくネット - 溶連菌感染症
溶連菌感染症 - しばさき小児科
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