MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

五山の消し炭のお守り

2010年09月25日 | HAPPYなもの
 なんと暑く長い夏だったことでしょう。
 「暑さ寒さは彼岸まで」とは、本当によく言ったものですね。こんなに急に涼しくなるなんて!昨日の朝は、あわてて秋物を引っ張り出しました。

 さて、京都では毎年8月16日に「五山の送り火」があるのですが、送り火で燃やした護摩木の消し炭には「厄よけ・疫病よけ」のご利益があるそうです。昨年初めてその風習を知って興味はあったのですが、「地元の人だけしか参加できないのだろうなぁ」と思っていたのでした。
 
 今年は送り火の翌日(8月17日)に、次男が大文字山(如意ヶ岳)に登って、消し炭を拾ってきてくれました。近くの児童館が「消し炭拾い」の登山を企画して下さったのです。
 非常に暑い日で熱射病も心配だったのですが、火床の近くでお弁当を食べ、日焼けして帰ってきました。
 大きな消し炭は、すでに夜中から朝にかけて拾われてしまったようで、次男が拾ってきたのは小さなかけらでしたが、親戚にお裾分けできるぐらいたくさん拾ってきてくれました。

 消火作業で濡れているということで、数日間乾かして、和紙に包み、紅白の水引で結びました。(水引は百貨店のブライダルコーナーで購入
 我が家では玄関の下駄箱の上に置いてあります。

 それにしても、京都ならではのお守りですね。
 あの大きな「大」の炎の一部だったことを思うと、不思議で畏れ多いような気がします。
 
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オイルさんま (オーブンでコンフィ)

2010年09月08日 | 料理&美味しいもの
 サンマの水揚げ量が増えてきたようでホッとしています。
 やっぱり秋はサンマが食べたいですもの。

 先週末、近くのスーパーで1尾98円だったので、5尾購入してきました。
 その日は夫が仕事で留守ということもあって、「数日後に美味しくなるメニュー」を作るべく、『オイルさんま』に挑戦。
 オシャレに言うと『サンマのコンフィ』でしょうか。
 『コンフィ Confit』というのは、塩漬けした肉や魚などをオイルでゆでて、そのままオイルの中で保存するという料理。
 『オイルサーディン』も、いわば『イワシのコンフィ』というわけです。

 作り方はオイルサーディンとほぼ同じ。
『手作りオイルサーディン』

 ただ、今回「サンマ5尾」と量が多くて、圧力鍋サイズの耐熱容器に入りきらなかったので、大きなガラスの耐熱皿に入れたあとオーブンで加熱しました。
 200度に予熱したオーブンに耐熱皿を入れ、温度設定を100度に下げて2時間。
 圧力鍋のように「骨までやわらか」というわけにはいきませんでしたが、本当に美味しくできました。
 写真はオーブンから出したところ。
 加熱した後なのに、ピカピカと美しいサンマです。(赤いのは唐辛子)

 魚の余分な脂がオイルの方に溶け出るためか、オイルでゆでているのにさっぱりとしてるのが不思議。自家製の玉ねぎピクルスとの愛称もバッチリです。
 子どもたちもパクパク食べてました。

 冷蔵庫で1週間以上日持ちするので、「サンマが特売だけど、今日は別のメニューなのよね」というときに作っておくと嬉しいメニューです。
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虫ゴムも溶ける夏

2010年09月01日 | 季節
 毎日暑い日が続きます。京都の8月の平均気温は30.1度。これから1週間も、36度以上が続くようです。

 さて、皆さん「虫ゴム」ってご存知ですか?
 私は、つい先週まで知らなかったのですけれど、自転車のタイヤのバルブに付ける2センチほどの細いゴムチューブなんです。これが空気の逆流を防いでいるそうで、虫ゴムが劣化すると空気を入れても入れても、空気入れを外したとたんに空気がシューッと抜けてしまいます。耐久年数は2年ほどで、時々チェックして劣化していたら交換する消耗品なんだとか。(知らなかった

 実は、自転車用の空気入れを買いにホームセンターに行った時、ホームセンターの自転車置き場でタイヤの空気が全て抜けてしまったのでした。買ったばかりの新しい空気入れを使っても、ちゃんと空気は入るのに空気入れを外したとたんに空気が全部抜けてしまいます。
 そこへ、通りすがりの男性が「こりゃあ、虫ゴムが溶けてるね」と、バルブを抜いて見せてくれたのでした。実際、虫ゴムは劣化していて途中で裂けている様子。「ほら、このお店に売ってるから買ってきて付ければいいよ」と、親切なアドバイス。
 店へ戻ると、さっき買った空気入れの上の棚に「虫ゴム」はありました。パッケージに付け方の説明もあったので、古いのを外し、新しいのを付けて空気を入れたら……バッチリ!!


 この夏、タイヤに空気を入れても入れてもすぐに減ってしまっていたのも、きっと劣化した虫ゴムのせいだったんですね。
 自転車の空気入れは、だいぶ前から空気漏れしていたので新しいのを買いに行ったのですが、いい勉強になりました。
 帰宅して子どもたちの自転車をチェックしてみたら、長男の自転車は前輪も後輪も空気がゼロ。虫ゴムがネバネバと溶けて銀色のバルブが見えていました。

 よかった。あの男性が教えて下さらなかったら、この猛暑に、坂道を上ったところにある自転車屋さんまで2台の自転車を押して行かねばならないところでした。あのタイミングで空気が抜けたのが、幸運でした。


 私が買った虫ゴムは、1メートルで98円でした。(だいたい2センチぐらいに切って使うので、50個のタイヤ分です。)切ってある虫ゴムは6個入りで48円でした。
 安価ですので、家に常備しておくことにしました。
 もちろん、自転車屋さんでも数百円で修理してもらえるそうです。

<追記 2018.08.17.>
 「空気が減っているタイヤなのに、空気を入れようとしても入らない!」今年の夏は、そんな症状でした。
 劣化して溶けた虫ゴムが、空気をタイヤに入れるバルブの横穴をふさいでしまっていたようです。
 虫ゴムを交換したら、無事空気が入りました。「空気が抜けちゃう」だけでなく「タイヤに空気が入らない」こともあるんですね。

<参考リンク>
自転車虫ゴム | パンク修理方法
 虫ゴムの交換方法が画像付きで載っています。
コメント (2)
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