MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

ツナと油揚げのゴーヤーチャンプルー

2017年08月25日 | 料理&美味しいもの
 実家で好評だったレシピです。
 ゴーヤーがあれば、実家に常備している材料(ツナ缶・冷凍刻み揚げ・たまご)で作れるので、畑でゴーヤーがたくさん採れる時期は本当に便利。
 豚肉や水切りする必要のある豆腐だと、急には作れませんが、このレシピだと手軽で簡単です。
 とくに、スーパーが遠い田舎では助かるメニューだと思います。

 味付けは、めんつゆがベースです。甲信地方ではビミサンでどうぞ。
 冷やして食べるのも美味しいので、2倍量で作って半分を冷蔵庫に入れて翌日食べたりしています。

ツナと油揚げのゴーヤーチャンプルー(3〜4人分)
<材料>
・ゴーヤー 1本(30センチくらいのもの)
・ツナ缶 1缶(かつお油漬け・70グラム〜)
 ※炒めるときにツナ缶の油を使うので、なるべく「油漬け」のものを。
  「油漬け」でないときは、炒める際にサラダ油など適宜使ってください。
・油揚げ(きざみ揚げ) 1枚分
 (※きざみ揚げなら、100グラムほど。「京あげ」や「厚揚げ」でも美味しいです。)
・たまご 1個
・めんつゆ(ビミサン) 適量
・塩こしょう 少々
(・にんじん 彩りで追加しても。2分の1本くらい。)

<下準備>
・ツナ缶の油をフライパンへ入れておく。
 (※一度開けた缶のふたを、缶の中のツナに押し付けるようにすると、上手に油がとれます)
・きざみ揚げでない油揚げは、食べやすいサイズに切る。
・にんじんを入れるときは、千六本(マッチ棒サイズ)に切っておきます。

<作り方>
(1)種を取り、薄くスライスしたゴーヤーを、ツナ缶の油を入れたフライパンへ入れ、中火で炒める。
 ※にんじんは、ゴーヤーと同じタイミングで入れます。
(2)ゴーヤーがしんなりしてきたら、きざみ揚げを入れ炒め、ツナを入れてさっと混ぜ合わせる。
(3)めんつゆ(ビミサン)を様子を見ながら加えて混ぜ、塩こしょうで味を整える。
 ※めんつゆは味見をしながら、少しずつ。
(4)溶き卵を全体に回しかけて、よく混ぜ炒め、たまごに火が通ったらできあがり。


<追記>
 実家で「『ゴーヤ』なの?『ゴーヤー』なの?」と聞かれましたが、どっちも使いますよね。
 たしか、学校では「ツルレイシ」って言ってましたし、昔は「ニガウリ」って言っていたような気がします。
 私が「ゴーヤー」って言っているのは、NHKのドラマ「ちゅらさん」の影響かなぁ。
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『職場で出会うユニーク・パーソン』

2017年08月20日 | BOOKS
『職場で出会うユニーク・パーソン』
著者:原 雄二郎・鄭 理香
誠信書房


 先日、知人から職場の若手社員さんのトラブルを聞きました。
 難関国立大学出身の社員さんなのだけど、「とにかく指示が入らない」「忘れっぽい」「機転がきかない」「言われたことしかできない(応用できない)」んだとか。
 「偏差値も高い××大学の人なんだから、覚えられるはず」というので、「『勉強ができる』偏差値と『仕事ができる』は違うからねぇ」という話をした後で、この本を見つけました。

 この本では、人とは違う特性があることで職場で困っている人を「ユニーク・パーソン」と呼び、「孤高の匠くん」と「魅惑のキューピッドちゃん」という2つのタイプを示して、特徴・つきあい方・対策を示しています。
 そして、彼らのマイナス面だけでなく、良いところ・プラス面も紹介しています。

 実際、この本を読むのは「ユニーク・パーソン」本人ではなくて、職場で「どう対応しようか」と悩んでいる周りの社員さんではないかと思います。
 第3章・第4章では、精神科系産業医の視点で、よく出会う「ユニーク・パーソン」の例を、「孤高の匠くん」と「魅惑のキューピッドちゃん」の2つのタイプからそれぞれ4つずつあげて、会話形式で面談の様子を紹介し、経過とその解説、ケースごとに分かりやすい「まとめ」があります。
 職場の困りごとを減らして、メンタルヘルス対策を進めるためのヒントがたくさん入っていると感じました。
 巻末の「職場の『あるある困りごと』と その対処」は、イラスト入りで分かりやすいので、まず こちらをチェックしてみてもいいですね。

 対応や環境次第で、力強い戦力になる「ユニーク・パーソン」。
 「少子化・労働力不足」の中、「使いよう」=「職場の理解」を大事にして、多くの人が「働きがい」のある生活ができるといいですね。
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『猫の傀儡』

2017年08月14日 | BOOKS
『猫の傀儡』(ネコノ クグツ)
著者:西條奈加(サイジョウ ナカ)
光文社


 思わず、歌川国芳の表紙絵「たとゑ尽の内」(たとえづくしのうち)に、登場猫であるミスジを探してしまいます。

 猫が語り手となる、時代物人情ミステリー。
 「傀儡」というのは「操り人形」なんですけれど、「傀儡師」である猫ミスジが、「傀儡」と決めた人間を操って、人が絡んだ猫のトラブルに対処していくというストーリー。
 命の恩人(恩猫)の失踪の謎もからみつつ、人間の愛憎・悪意から起きる事件を解決していくミスジたち。

 それぞれの猫も性格がそれぞれで、ミスジの義理堅さも、ユキの愛らしさも魅力的です。
 そして猫好きの「傀儡」阿次郎のユキへのデレデレぶりもさることながら、猫にもまけない察しの良さで事件を解決していく姿に胸がすっとします。

 化け猫よりも、人間の心の闇のほうがずーっと恐い。
 続編が出て、ミスジが恋に悩んだりしたら……面白そう。ふふふ。
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『NEW ウォーリーをさがせ!』と『新ウォーリーをさがせ!』

2017年08月10日 | BOOKS
『NEW ウォーリーをさがせ!』(新装版)
作・絵 マーティン ハンドフォード
フレーベル館
発行:2017年4月


 「ウォーリーをさがせ!」シリーズが、なんと30周年だそうです。
 最初にイギリスで出版されたのが、1987年。日本でも流行りましたよね。
 我が家も息子が小さい頃に一緒にやりましたっけ。

 今回、久しぶりに娘とやってみたら、難しい!
 絵が小さくて目がしょぼしょぼしちゃうので、図書館で『大型絵本 新ウォーリーをさがせ!』(2004年発行)を借りてきて2冊並べて一緒に探してみました。
 新装版の『NEW ウォーリーをさがせ!』と『新ウォーリーをさがせ!』は、場面やウォーリーたちのいる場所、探すものなど、基本的に一緒です。
 それでも比べてみたら、あちこちに書き換えられているイラストが……。
 時代の変化を感じます。

 まず、屋内や遊園地での喫煙シーン(タバコやパイプ)がなくなってます。
 子どもが危険なことをしているシーンは、子どもの代わりに猫になっていたり、いなくなっていたり。
 民族・体型や性別・貧困を揶揄しているようなイラストは、別のイラストになってます。
 そうそう、病院や救急車にあった赤十字のマークもなくなっています。

 多くが、小さな子どもと安心して楽しむことができるような配慮なんでしょうね。
 我が家では、2冊を比べながら「ここは危ないから(差別的だから)、変わったんだね」「赤十字マークはね……」という会話ができて、とても勉強になりました。

 この本には「どの ページにも でてくる じんぶつ("person who appears in every scene." )」というのがいるのですが、これが難しかった。分かってしまえば簡単なんだけど、ノーヒントでは大変です。
 Amazon.comのアメリカ版『Where's Waldo?(Special edition)』のレビューに、この謎の人物のことが詳しく書かれていて、助かりました。
 (ズルといえばズルなんですけど……
 それにしても、北アメリカ版ではウォーリーって「Waldo」なんですね。脳内で「悪童(ワルどう)」と漢字変換してしまって、「それじゃ、オズローじゃなくてウォーリーが悪い人みたいやん」と、自分にツッコミ入れてしまいました。
 調べてみたら、フランスでは『Où est Charlie ?』。ドイツでは『Wo ist Walter?』でした。
 フランスでの「チャーリー」って、もう初めの文字も違う……。すごいなぁ。

 とにもかくにも、親子で楽しめる時間を作ってくれる「ウォーリーをさがせ!」シリーズ。
 親戚の子どもたちが集まるときにもいいですね。
 
コメント (2)
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稲の花で花粉症

2017年08月07日 | 季節
 稲の花が咲く季節になりました。
 稲の花は、田植えの時期や気候にも左右されますが、7月下旬から8月中に花が咲いているのをよく見かけます。

 今年は娘の夏休みの宿題で「稲の観察」というものがあり、稲の花が咲いていたので、喜んで写真撮影。
 1つの花が咲いている時間はとても短いそうで、あとは雄しべを残して閉じてしまうんだとか。
 一つの穂に、いくつか咲いているのを見つけて、ピントが合うように頑張って撮影したのがこの1枚。
 開いているの、分かるでしょうか?

 同じ田んぼでも、同じ穂でも花が開いているところと開いていないところがあるようす。
 全部が同じタイミングではなくて、順々に咲くんですね。
 となりの餅米の稲は、まだ穂が出ていませんでしたし、同じ日に植えても品種でも違いがあるんですね。
 タイミング良く観察できて、写真も撮れて、幸運でした。

 ところが、稲の花を観察した夜から「鼻水が出る・目の奥が痛い・微熱・頭痛・喉が痛い」といった症状が。
 よくよく考えれば、「イネ科の花粉症」なんですから、「イネ科の雑草」だけじゃなくて、本家本元の「イネの花」で花粉症になるのは不思議じゃありません。
 耳鼻科に行って、アレルギーの薬を処方してもらったら、ビックリするほど良くなりました。

 いつもの年は、稲に顔を寄せて花を見たりする機会がなかったので気がつきませんでしたが、やっぱり至近距離に近づけば花粉だってくっつきますよね。
 スギやヒノキのように、遠くまで花粉を飛ばしたりはしないそうですが、花粉症のお子さんもお母さんも、稲の観察のときには気をつけましょう!
 稲刈りでも、目や鼻、皮膚にアレルギーが出ることがあります。
 今年は田んぼ学習の年なので、稲刈りも参加予定ですから、長そでを着て、マスクとゴーグルと目薬を持参しようかな。

<参考サイト>
[質問]稲の花がさくのに適した気温や開花時期を教えて下さい。
 「米づくりQ&A(やまがたアグリネット)」の中の質問です。
 ほかの質問もとても参考になります。
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女の子を守るための本

2017年08月02日 | BOOKS
      

『13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと』
『15歳までの女の子に伝えたい自分の体と心の守り方』
著者:やまがた てるえ
かんき出版
『女の子、はじめます。』
著・監修:北村邦夫
小学館

 「知識がある」ということは、自分を守る力になる。
 「知らない」ということは、リスクになる。

 娘も思春期の入り口を前にして、図書館でも難しい本を借りるようになったし、マンガもあれこれ少女マンガに限らず読むようになってきました。
 私は子どものころから本の虫で、家中にある本を手当り次第に読んで、男性向けの雑誌も、成人女性向けの雑誌もいろいろと読んで、耳年増ならぬ読書年増でしたから「自分は知識がある」と思い込んでいて、後々「あの知識は間違ってた!!」とヒヤヒヤしたこともありました。
 最近は私が図書館で借りる本を先に娘が読んでしまっている状態で、後から読んでみたら際どい描写があったりすることも……。
 先日、眼科の待合室で少女向けマンガ雑誌を見たら、こちらもなかなか進んだ内容で、ますます「きちんと正しい情報を伝えておかないと!」と焦ってしまいました。

 間違った知識が先に入ってしまうのを防ぐためにも「まずは母親が正しい知識を知っておかないと」というわけで、3冊読んでみました。

 生理のこと、ナプキンやブラジャーのこと、男子のこと、望まぬ妊娠のこと、命のしくみのこと、婦人科のこと、乳がんのこと、避妊のこと、性感染症のこと、デートDVのこと。
 女の子、そして女性が自分を守るために必要な知識が書かれています。
 上記2冊『13歳までに〜』『15歳までの〜』(左の写真)は、助産師の女性が書かれた本。3冊目『女の子、はじめました。』(右の写真)は、産婦人科の男性医師が監修している本です。

 私としては、『13歳までに〜』『15歳までの〜』の2冊が、マンガも丁寧で、年齢に応じてステップアップできるところがよかったのでオススメです。
 章ごとにマンガがあって、分かりやすい文章とイラストでさらに詳しく説明されています。
 表紙にあるとおり「自分を大切にできる女の子になろう!!」というコンセプトで、性的なものも含めて自分を大事にする、全体を通して優しさがあふれている感じ。
 生理中の体のいたわり方など、大人でも参考になります。
 「私も思春期前に出会いたかったなぁ」と思える本でした。

 全部読んでから、娘にも「読んでごらん」とすすめてみました。
 もしかしたらマンガの部分だけしか読まなかったかもしれないけれど、今はそれだけでも十分。
 「分からないことがあれば、いつでもお母さんに聞いていいからね」と言ったら「はーい」と返事していました。
 身近に年上の女子(姉や従姉妹)がいないのもあって、母がきちんと相談相手になってあげたいと思っています。

 相談できる女性が近くにいない女の子にも、こういった本を教えてあげられたらいいのにな。
 男性から渡されるのは抵抗があるかもしれないから、学校の先生が保健の授業のときにでも「こんな本もあるよ」って紹介してくださったらと思いました。
 図書室じゃなくて、保健室で借りられるといいですね。
 中の見えない紙袋などに入れてあげて、抵抗なく借りることができるようにしてもらえたら、と思いました。

<関連記事 2018.09.15.
・『12歳までに知っておきたい 女の子の心と体ノート』 - MOONIE'S TEA ROOM
 2018年8月出版の1冊です。上記の2冊にない良さもあるので、ご紹介しています。
   
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