MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『ゲゲゲの女房』

2009年05月21日 | BOOKS
『ゲゲゲの女房』武良布枝 (実業之日本社)

 次々回(22年春から)のNHK朝ドラの原作になる『ゲゲゲの女房』を読みました。

 『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な妖怪漫画家水木しげるさんの奥様の自伝です。まさに糟糠の妻という感じで、若い頃の貧乏生活やその後の多忙な日々を淡々と丁寧かつ優しい文章で書いています。
 きれいな日本語と、他人を責めたりするところが全くない文章。読んでいて非常に爽やかでした。

 でも、「お見合いの時には知らされていなかったギリギリの貧乏生活」で、「夫はいつでも夫の家族(義父母や兄弟)のほうを一番に考えてばかり」だなんて、人生の選択肢が多い現代女性だったらとても我慢できそうにない話なのですが、戦後の苦しい時期を乗り越えてきた「朝ドラ視聴世代」には懐かしい「古き良き日本女性」なのかもしれませんね。

 出逢いを得て、愛を育み、信じ続け、そばにいられる幸せ。
 年齢を重ねてからのご夫婦の笑顔が、本当に輝いています。
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ビンの家族

2009年05月15日 | FAMILY
 我が家のおチビさん(2歳)は、なんでも大きいものと小さいものの組み合わせを見ると、「これはママ、これはワタシみたいねぇ」と言います。
 それは、空に浮かぶ雲でも、絵本の中のちょうちょでも、髪の毛につけたヘアピンでも。
 数が増えてくると、ママとワタシにパパやお兄ちゃん達も加わっていくのですが……。

 今度は台所に置いてあった5つのビンを見つけて、大きい方から
「これはパパで、これがママで、これが○○にいにいで、これが△△にいにい。で、小さいのがワタシー!!」とご満悦。

 ううむ。パパはワインで、ママはビール。お兄ちゃん達は栄養ドリンクで、おチビさんは粒マスタードの瓶かぁ。
 粒マスタードをソーセージにつけて食べるの大好きだもんね。
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なんでもありの女神様! 『シュメル神話の世界』

2009年05月09日 | BOOKS
『シュメル神話の世界』 岡田明子・小林登志子 著(中公新書)

 学生の頃、世界の神話に興味がありました。
 日本にも世界にも、いろいろな神がいて、いろいろな遺跡があって……。
 ギリシャ・ローマのような美しい物語に語られる神々だけでなく、エジプトやインド・中南米などの不思議な神々と、その神々を信じていた時代の解明されていない謎が面白くて……。図書館で「世界の古代文明」などの写真図鑑を見るのが大好きでした。

 この本は新聞の書評のコーナーで紹介されていたもので、題名だけでワクワクして他館から取り寄せて借りてきました。(ありがたいことに、市内の図書館にあったのです!)

 読みやすい本ではありません。
ちょっと複雑で、時間があればメモを取りながら読みたいぐらい。
(同じ神様の別名が多いのも、ややこしいのです)
でも、歴史背景や説明などの難しいところは後から読むことにして、まず神話の部分だけを楽しむという読み方もいいと思います。


 今から5000年も前。
 チグリス・ユーフラテスの河畔。今のペルシャ湾あたりにあった都市文明シュメル。粘土に刻まれた文書は残っているのですが、その民族も言葉も歴史の中に消えていってしまった文明です。
 それなのに、この現代の私たちが彼らの神話を読むことのできる、この不思議!!


 神話には、「ノアの箱船」にそっくりな『大洪水伝説』をはじめ、ローマ神話・ギリシャ神話などとの繋がりを感じさせるストーリーがいくつもあります。中には日本の神話と似ているものも。人間の本質的なものから発生する類似なのでしょうね。

 とくに個性が強いのは「イナンナ女神」。
 ほかの神様も英雄も彼女のハチャメチャぶりには、かないません。
 明星を司り、アッカドでは「イシュタル」、ローマでは「ウェヌス(ビーナス)」にあたる愛と美の女神ですが、シュメルでは戦いと勝利の神・破壊神でもある、なんでもありの女神様。
 とにかく強く美しく、押しが強くて、優しくて意地悪で可愛い。好奇心たっぷりでおねだり上手。清らかな乙女で娼婦で、母で娘。女性の2面性を、思いっきり描いたような女神様なのです。
 自分が冥界から帰るために旦那様を代わりに差し出しちゃうあたりなんて、ほかの神話では見られないのでは。

 こんなパワフルな女神様を信じていたシュメル人の女性って、どんなだったんでしょうね?
 「かかあ天下」だったのかしら!
 
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チョーさんとワンワン

2009年05月06日 | Radio & Music&TV
 子どもの頃からNHK教育テレビが大好きな私ですが、昨日まで、社会科番組『たんけんぼくのまち』の「チョーさん」と、幼児番組『いないいないばあっ!』の「ワンワン」が同じ方だと気がつきませんでした。
 なんともいえない驚きで、思わず叫んでしまいました。


 昨日・こどもの日。午前中に教育テレビの特別番組を何気なく見ていたら、チョーさんが登場。
 夫と一緒に「わぁ~、懐かしいね」「好きだったんだ、この番組」と話しながら、なんだか最近チョーさんを見たことのあるような気がして仕方がない私。

「ねぇ、チョーさんって、ワンワンやってる声優の長島さんに似てる気がするの」
「うん、そうかなぁ?でも、ワンワンってもう少し若い人じゃない?」

 早速、娘の本棚に入ってた「いないいないばぁっ!」の雑誌の出演者インタビューページを確認。
 やっぱり、やっぱりチョーさんだったのでした。
 数年前に芸名を「チョーさん」にしたそうなのですが、前の芸名で記憶していたため、すぐには気がつかなかったのでした。
 雑誌の写真にはチョーさんのトレードマークの眼鏡がなかったのも、原因かもしれません。

「たんけんぼくのまち」は1984年から1992年まで教育テレビで放送されていた社会科番組。
 私は、チョーさんの作る「たんけん地図」が大好きで、真似をしてノートを取ったりしていました。
「いないいないばぁっ!」は1996年からはじまった乳幼児向け番組で、私も子ども達もワンワン大好き。子ども達3人と、もう10年以上見ているというのに、「チョーさん=ワンワン」だなんて!!あぁ、気がつかなかった。

 ワンワンの着ぐるみを着て、声も出しているチョーさん。
 体力作りに、毎日10キロのジョギングを欠かさないそうです。
 番組を見たことのある方なら分かると思いますが、ワンワンは歌って踊って絵も描いて……本当に元気で楽しいキャラクター。
 チョーさんの魅力が着ぐるみの内側から発揮されているのですね。


<リンク>
チョーの公式ホームページ「IT'S CHO TIME」
コメント (2)
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二人の女性の45歳

2009年05月03日 | いろいろ
 娘を連れて公園へ。
お天気がよかったので、同じようにお子さんを連れた方が4・5組遊びに来ていました。

 そこで娘は、自分と同じぐらいのお友達2人と砂遊び。
それぞれの保護者も、子どもたちを見ながら他愛もない世間話をはじめました。

 話が進むうちに、私と話をしている女性二人はどうも同じ年齢(45歳)ぐらいであることがわかったのですが、

 一人は「2歳の子の『お母さん』」
 一人は「2歳の子の『おばあちゃん』」 だったのです。

 「上の子たちが手を離れて、もう一人欲しくなって」というお母さんと、「自分も娘も結婚が早かったから」というおばあちゃん。

 お二人とも、本当に若くてキレイで元気!!本当に驚いてしまいました。

 十数年後、私にもやってくる45歳。私はどんな女性になってるでしょう。
 孫を連れてるかもしれない
 もしかして、またもや小さい子どもを連れてるかも。

 小さい子どもと走り回れる体力はキープしておかなくちゃ。
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