MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

干しシイタケに虫

2014年08月30日 | いろいろ
 干し椎茸の袋の中に、虫がたくさんいるのを発見。ヒラタムシ科の虫のようです。
 大きさは2ミリぐらい。平たくて、色は茶褐色。ゴキブリをうーんと小さくしたような外見です。

 この干しシイタケは「産直」のお店で買った地元産のもので、売っていたビニール袋ごと乾燥剤と一緒に冷凍保存用の密閉袋に入れて保管していたのに、この惨状。
 この家に引っ越してきて、買い置きの食品などに害虫が出たのは初めてだったので大ショックでした。
 
 急いで同じ棚のものをすべて出して確認したところ、袋の外には出ていない様子。
 すぐ横にあった小麦粉も乾麺類も無事でした。

 すぐにゴキブリ用の殺虫剤を袋の中に噴霧して、さらに袋に入れてゴミ箱へ。
 虫が苦手な家族に見つからずに済んでよかったです。

 きちんと密閉されている袋で販売されている干し椎茸は大丈夫のようですが、「手作り」「自家製」のもの(とくに袋がしっかりと密閉されていない、輪ゴムなどで閉じられたもの)には、「国産」でも気を付けないといけませんね。
 もちろん家の中でも、密閉袋や密閉容器に入れたり、さらに冷凍庫・冷蔵庫で保管するというのも有効なようです。
 開封したら早めに食べきってしまうことも、大事ですね!
 

<参考サイト>
干しシイタケを加害するサビカクムネヒラタムシ - 福岡県森林林業技術センター
 福岡県森林林業技術センターのページ。写真入りです。(虫が苦手な方はご注意を!)
 「シイタケがあれば他の餌が無くても成虫まで育つ」と書いてあります。
食品害虫 この虫何? - 食品総合研究所
 食品につく害虫を、特徴・写真から調べることができます。
 私の家の干し椎茸についたのは、やっぱりカクムネヒラタムシに似ています。
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突然の二重まぶた

2014年08月27日 | いろいろ
 昨夜、突然片方の目が二重まぶたになっていて、ギョッとしてしまいました。

 10代の頃は二重まぶたに憧れもしたけれど、30代も終わりのほうに近い今頃になって二重まぶたに、それも片方だけなられても……困る!
 一生懸命、一重に戻るように伸ばしたりして一晩眠ったら直っていましたが、目というものが人の顔の印象を大きく変えるということを体感する出来事でした。

 一重でもそれなりに目が大きいので、二重になると「ギョロリ」としたように見えて、正直に言ってコワかった
 見慣れた顔じゃないと、やっぱり落ち着かないものですね。
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残暑に咲く クチナシ

2014年08月22日 | 季節
 朝、洗濯物を干していたら良い香り。
 ふとお隣の庭を見たら、6月にも咲いていたクチナシが数輪開花しているところ。
まだ蕾もいくつかある様子に「あれれ」と首を傾げてしまいました。

 花期としては「6月から8月」ということなので「おかしい」とは言い切れないですが、初夏にも確かに咲いていたはずなので、ちょっと驚いてしまいます。
 曇り空が続いたり、思いもかけないような大雨が降ったり、8月らしくないお天気にクチナシも勘違いしたのかしら。

 それにしても良い香り。
 残暑の中、清涼感を感じるひとときでした。。
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『黄金の烏 (きんのからす)』

2014年08月20日 | BOOKS
『黄金の烏』(キンノカラス)
阿部智里
文藝春秋


 「十二国記」シリーズが中華風の異世界ファンタジーならば、この「八咫烏(ヤタガラス)」のシリーズは和風異世界ファンタジー。
 第1作『烏に単は似合わない』(カラスニ ヒトエハ ニアワナイ)、第2作『烏は主を選ばない』 (カラスハ アルジヲ エラバナイ)は同じ時期を姫君側・若君側に分かれて描いた物語でしたが、第3作である今回の作品では物語が次の展開へと進みます。
 この異世界がどんな空間であるか、現実世界(人間世界)との関係もようやく少し明かされます。

 なによりも、「金烏」であることの意味、そしてその苦悩がこの本で明かされることで、第1作第2作に描かれていた物語がぐっと深く、より奥行きのあるものになりました。是非、第3作を読んだ後に第1作と第2作を読み返すことをおススメします。
 若君たち主従だけでなく、姫君、東西南北四家の関係も、だんだん頭に入ってきてから読むと、第1作も第2作もまた違う楽しみ方ができます。


 著者インタビューを読むと、著者の中で「八咫烏」の物語が実に深く構築されているのが伝わります。
 巻が進むごとに、第1作から張り巡らされた伏線に私たちは驚くことになるのでしょう。
 もちろん、1冊ごとに楽しめるように心配りがされているのも見事です。

 壮大な物語になりそうですし、登場する若者たちの成長も非常に楽しみ。
 そして、著者の今後も非常に楽しみです。
 


<関連サイト>
著者インタビュー「今度は八咫烏vs.人喰い大猿の対決!異世界ファンタジーは次のステージへ」
(『黄金の烏』阿部智里 著) - 「本の話」WEB

 著者の世界観、今後についても少し触れられています。

<関連記事>
『烏に単は似合わない』 - MOONIE'S TEA ROOM
『烏は主を選ばない』 - MOONIE'S TEA ROOM
真赭の薄(ますほのすすき) - MOONIE'S TEA ROOM

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『初恋料理教室』

2014年08月18日 | BOOKS
『初恋料理教室』
藤野 恵美/著
ポプラ社


 京都の路地に建つリフォームされた町屋で、上品なおばあさん 愛子先生が開いている料理教室。
 はんなりと京ことばで話す愛子先生と、「男子限定」の日に通う4人の生徒たち。

 先生と生徒たち5人にとっての、大切な人・大切な食卓。
美味しい手作りの料理と、それに込められた愛情が、それぞれの人生を動かしていきます。
 男性が料理する、しかも「家庭料理」というところが素敵です。

 出てくる料理はどれも美味しそう。
 巻末には、「『初恋料理教室』のレシピ」が載っています。

 あっさり薄味なのに、ダシがしっかり効いているような1冊です。
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『なりたい二人』

2014年08月12日 | BOOKS
『なりたい二人』
著者:令丈ヒロ子
PHP出版


 背が高くて背中を丸めている女子と、背が低くてぽっちゃりの男子。
 コンプレックスを抱えた幼なじみの中学生二人が、「将来の夢・なりたい職業研究」という学校の課題を通じて、自分の個性と向き合って、前向きに一歩踏み出す物語です。

 中学生って、一番「子ども」と「大人」の間で葛藤して、容姿や学力などにコンプレックスを持ちやすい時期なのかもしれません。
落ち込んだり、イライラしたり、全てが嫌になったり。
 でも、ドキドキワクワクしたりすることもたくさんあったのだと、過ぎてみれば思うのですが……。

 本の中には魅力的な大人が出てきます。
 子育てを学校任せにしない、愚痴を言わない、仕事を持った素敵な女性たちです。

 「子どもにプラスの影響を与えられる大人でいよう」、そう多くの大人が自覚できたら、この国もこの世界も未来は明るいと思えるんだけどなぁ。
 まずは、自分から。「なりたい大人」になれるよう、努力をしていかないといけませんね。
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『まるまるの毬』

2014年08月04日 | BOOKS
『まるまるの毬』(マルマルノイガ)
著者: 西條奈加
講談社


 「毬」って、「まり」だと思っていたら、「いが」とも読むんですね。
 手に取るまで、てっきり「まるまるのまり」だと思っていた私です。

 ちょっとした秘密を抱えた菓子屋の家族をめぐる、楽しくもあり、切なくもある、味のある物語です。

 江戸時代の身分の違いや、お菓子というものの位置づけ。
理不尽さややるせなさも感じますが、美味しそうなお菓子が人と人とをつないで思い出を作り、未来へとつながっていく優しい物語になっています。

 心をまぁるく、でも泣きたい時は泣いて甘えて。
 家族が、家庭が、そんな「毬」のようなものだといいですね。
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