悪いネタは仕入れない

　ＮＨＫの番組「トップランナー」に西原理恵子さんが出演していました。

　私は、作品の中に「愛」と「毒」の混在する西原さんが大好きなのですが、今回はこの発言が心に残りました。


　「嫌いな人は絶対描かないです。
　　好きな人しか描かない。
　　好きな人をけなして描くのは得意なんですけど、
　　嫌いな人のことを嫌いなまま描いてしまうから、
　　それは読んでいる人もすごく気持ちが悪くなりますよね？
　　　（中略）
　　だから、お寿司屋さんと一緒で、悪いネタは仕入れない。」


　分かる。
　こういう西原さんの真っ当なところが好き。
　人間が好きで、莫迦が好きで、子どもが好きで、嘘がないところが。

　私のブログも美味しいネタだけを仕入れて、頑張りたいと思います。
　開店休業の日も多いですが。


＜メモ＞この西原さんの放送、今週金曜日深夜25:05（つまり土曜日1:05）からＮＨＫ教育テレビで再放送があるそうです。

フジバカマとアサギマダラ

　秋の七草「フジバカマ」。
　我が家の窓辺にたくさん咲いています。

　蝶はこの花が大好きなようで、キタテハやルリシジミなどが毎日訪れていました。
　写真はアサギマダラ。
　茶色に薄い水色の羽が綺麗で、つい写真を撮ってしまいました。

　子ども用の昆虫図鑑で名前を調べて、「あぁ」と納得。
「浅葱＝緑がかった薄い藍色」の「まだら（斑紋）」なのですね。

　藤袴（フジバカマ）は紫の色目の名でもあり、源氏物語の巻の名前にもなっているのですが、花の名前と色目の名前、どちらが先なのでしょうね？

古米も美味しい秋

　新米の季節です。
　そう。
　新米の季節なんですが、実家からドーンと20キロ古米が届きました。
　　　　　　　　　　　　　（写真は10キロ袋です。これが二つ！）

　新米の季節になると農家の親戚・知り合いから実家へ古米が届くのですが、両親の二人暮らしには多過ぎるので、食べる口の多い（！）我が家へ送ってくれたのでした。
　新米を倉庫に入れるためなのでしょうけれど、昔も今も、家族の多い家にとって本当に助かる無駄にならない『食料援助』です。

　でも、子どものころは「古米」であることが悔しくて。
　「都会の親戚には『新米』を送るのに！！」とすねていたのでした。　
　大人になってみると、そんな「微妙な人間関係」も分かるのですけれど。

　それにしても、お米の保存技術が進んだのか古米が本当に美味しくてビックリ。
もちろん、精米したのは最近なんですけれど、昔はもっと味が劣っていたように思うのですが。

　お店で売っているのと違って、藁くずも籾殻も混じっていたりするお米。
　田舎の田んぼを思い出しながら、味わいたいと思います。

ムラサキシキブの庭

　アパートの玄関先にはムラサキシキブ。
　引っ越してきたばかりの頃はまだ緑色だった実が、すっかり綺麗に色づいています。

　玄関を出ると大屋さんの管理している中庭なのですが、いつも丁寧に手入れされていてとても素敵。
ちょっと前までは金木犀もよい香りがしていて、専有の庭ではないけれど贅沢な「庭のある生活」です。
　反対側のベランダからはお隣の素晴らしいお庭が見えて、まさに「借景」の幸せ。（笑）

　駄菓子屋さんにあった小さい粒のたくさん入ったお菓子のようなムラサキシキブの実。
近くには「シロシキブ」もあって、「『おままごと』だったらご馳走ができそうだなぁ」と思ってしまいました。

追記（11月6日）
　この写真は「コムラサキシキブ」なんですって！
　けんぱさんから教えていただきました。ありがとうございます
　「ムラサキシキブ」は枝が斜め上に伸びて、実はまばらに付くのだそうです。
　「コムラサキシキブ」は、枝垂れで実も数が多く美しく並ぶので園芸種に向いているのだそう。
　源氏物語ミュージアムの周りにも、コムラサキシキブが植えられているそうです。
　花言葉は『聡明』。紫式部らしいですね！
　漢字は実の色が濃いから「濃紫」でしょうか？実がの粒が小さいから「小紫」でしょうか？
　可愛い花が咲くと言うことなので、来年が楽しみです。