MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『オバケの長七郎』

2013年12月03日 | BOOKS
『オバケの長七郎』
ななもりさちこ作 /きむらなおよ絵
福音館書店


 可愛い可愛いオバケです。
 飛ぶことも消えることも壁を抜けることも大きくなったり小さくなったりすることもできない半人前のちびっこおばけの長七郎が、お寺のゴミ捨て場で古道具屋のおじいさんに拾ってもらうところから始まります。

 短い8つのお話で、長七郎は少しずつ少しずつ成長していきます。
 「やなぎした商店街」の面々の愉快で温かいエピソードは、懐かしい「人情もの」のようです。
 8つのお話でぐるりと1年間なので、季節の移り変わりも楽しめます。

 なんといっても、きむらなおよさんの絵の可愛いこと!
 どの絵の中の長七郎も、「ゆるキャラ」に負けないぐらい可愛いです。
 10年ちょっと前にNHK「おかあさんといっしょ」で歌われていた「ハオハオ」という歌のおばけのハオハオを思い出してしまいました。あれも、本当に可愛かったのよね。

 英語のタイトルは「The little ghost who wishes to be scary」だそうです。
 直訳すると「こわくなりたい ちいさな おばけ」といったところでしょうか?
 怖くなんてなくっていいのにね。
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1 コメント

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2020-01-30 16:33:28
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