MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

「1時間弱」と「震度5弱」

2023年06月13日 | 一考察
『変わる日本語、それでも変わらない日本語』(塩田雄大(著)世界文化社グループ)を読んで、「最近の若い人は『1時間弱』という言葉を『1時間と少し』という意味だと思っている」ということを知って、高校生の娘に確認。

娘:「『1時間弱』は『1時間プラスアルファ』で『1時間10分ぐらい?』かな」
私:「そうなんだ・・・」(驚き!)
娘:「え、だって『震度5弱』は『震度5』の中で弱い方だよね?」

つまり、
「震度5弱=震度5を超えている+震度6には近くはない」
「1時間弱=1時間を超えている+2時間に近くはない」
「震度5強=震度5を超えている+『弱』よりも震度6に近い」
「1時間強=1時間を超えている+『弱』よりも2時間に近い」
という考え方だったみたい。

「1時間弱」が「1時間よりも少し少ない」という意味で、「私の感覚では50〜55分くらい」と伝えたらビックリしてました。
私が子どもの頃、震度ってそんなに身近じゃなかったけれど、今はニュースでも頻繁に見聞きする言葉になっていて、「1時間弱」という言葉よりも使う言葉なのかもしれないですね。

<参考リンク>
「1時間弱」は、1時間よりも長い?短い?|NHK放送文化研究所
コメント
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