MOONIE'S TEA ROOM

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「DX」と「X-Men」

2021年02月18日 | 一考察
 最近話題の「DX」=「デジタル トランスフォーメーション」。
 「新しいデジタル技術を活用した大規模な事業の改革」ということのようです。
 経済産業省の『DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』という報告書を読んでみましたが、「最新技術を導入したDXが達成されないため、企業の競争力が下がる危険性」という「2025年の崖」まで、たった4年しかありません。
 新しい技術の大きな波が押し寄せる中、どう その波に乗るか、のまれるか。ちょっと恐ろしい報告書でした。

 さて、「DX」という言葉を調べてみて、「X」が「transformation」の「trans」を示すということを初めて知りました。
 パソコン用語の「送信=XMIT= transmit」,「変換・データ転送=XFER=transfer」もそうだったんですね。
(「エクスミット」と「エクスファー」じゃなかったんですね…)
 「trans」の持つ「越える・横切る」の意味が、「X」という文字が持つ「十字」「cross(横切る)」の意味と共通するため、略字として使われているようです。

 そこで、ひらめいたのが「『X-Men』の『X』って『Transformation』?」という思いつき。
 「突然変異で超人的能力を持ったミュータント集団」の「突然変異」が「Transformation」ではないかと…。
 そう思って調べてみたのですが…、違いました。
 「X-Men」の「X」は、「extra power」のようです。

 英語版ウィキペディア「X-Men - Wikipedeia」によると、主要登場人物「プロフェッサーX(Professor Xavier )に ちなんで名付けられたと見なされている」という文とともに、『The X-Men #1 』(1963)のプロフェッサーXの セリフが紹介されています。

   "possess an extra power ... one which ordinary humans do not!! That is why I call my students ... X-Men, for EX-tra power!"
     意訳:「普通の人間が持たない『EX-tra power(「超-能力」)』を持つ、だから私の生徒たちを『X-Men』と呼ぶのです。」

 「extra」を「X」と略すのは、ブランデーの等級でもありますね。
 「X」で表す、「extra」も「trans」も「cross」も「越える・超える」イメージだということを知ると、
「1本の線を越える」「X」の字形が、まるで象形文字のように見えてきます。
 

<おまけ>
 「プロフェッサーX」は「謎の人物X」を示す「X」ではなくて、教授の苗字が「X」で始まる「Xavier 」ということも初めて知りました! 
 (実は ちゃんと原作を読んだことも、映画を見たこともなくて…)
 そして、フルネームは「Charles Francis Xavier (チャールズ・フランシス・エグザビア)」。
 ミドルネームとファミリーネームが、日本でもおなじみの「フランシスコ・ザビエル」と同じ…。知らなかったです。

<参考>
X-メン(エックスメン) - Wikipedia(日本語)

 
 

 
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