行雲流水

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澤木興道老師が本当の幸福について語る

2011年09月13日 | 禅の心
美味いいものをよって食って、ついに美味いものがなくなるというのは非常に悲惨な人生である。楽をよってしまったら、もう楽のしようがなくなってしまう。幸福ということは、自分が貧乏に生まれ自分が難儀をしたからである。そうすると実際は難儀が難儀でなし、楽が楽でなし、その何にもない処でヤッサモッサ大騒動してのたうち回っているのが、この凡夫というものである。さあ好きなものを追っかけるか、嫌いなものから逃げるのか・・・そこにジーッとしているのが、一番幸福である。

【言葉を味わう】人間、贅沢をするのが癖になると、贅沢できなくなったときに、とても苦しい思いをするのである。