行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

放下著

2022年04月29日 | 仏の心
「尊敬されたい」とか「よく思われたい」と思わなければ、気持ちはとても楽なのだ。宮澤賢治の「デクノボートヨバレテ、ホメラレモセズ、クニモサレズ」がよくわかる。

【放下著】ほうげじゃく(捨てちゃえ、捨てちゃえ!)「自分は凄い人と思われたい」とか「人徳者と思われたい」とかということを捨てるだけでなく、「もう自分は捨ててしまって何もない」という思い上がりも捨ててしまおう。

十悪の半分

2022年04月26日 | 仏の心
【十悪】十悪の半分・・妄語(嘘、でたらめ)綺語(無意味なこと)悪口(他人を傷つける言葉)両舌(ダブルスタンダード)邪見(自分勝手な見解)がインターネットに溢れている。間違った情報に付き合うのは時間の無駄だ。間違った情報は社会を混乱させるだけ。

ひろさちや先生の言葉

2022年04月22日 | 仏の心
大切なのは「社長になる」ことでも、「金を得る」ことでもない。「幸せに生きる」こと

人間はつい、幸せになることと苦しみが少なくなる事と同じだと勘違いしてしまう

本当の祈りとは「他からこうしてほしい」とおねだりすることを超えて「自分は自分が見出した意味の元に何があってもこうするんだ」という覚悟であるべきです

頑張らないし、「頑張れ」と他人に言わない。これだけでも心がけて続けていくと、物事を明らかにできるようになる

仏教の善悪観

2022年04月19日 | 仏の心
〇徳川家康に仕えた儒学者、林羅山が仏教に対してもっていた疑問の一つは、まさに仏教が善悪を相対化して「どっちもどっち」論にもっていってしまう点だった。そのような儒学者の批判をかわしたのが慈雲尊者の『十善法語』だったのではなかろうか。

〇「諸行無常」は善悪は相対的なもので、同じ事でも時と場合によって善にも悪にもなるということで、倫理的なものから遠いものになる。それを「過去七仏の言葉」「八正道」「十善戒」「十善戒」などによって補強してきた。