行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

自分に酔うな

2013年07月30日 | 禅の心
○仏様は、染汚(ぜんな)ということを嫌われるのじゃ。
○染汚にはいろいろあるが、威張り散らすのもそのうちなんじゃ。
○「ワシは社長じゃ、苦労しとるんじゃ」「ワシは県議じゃ、偉いんじゃ、ちゃんと頭を下げい」「俺は東大をでちょるんじゃ。お前らとはできが違うんじゃ」
○この時代になっても威張る人はおるもんじゃ。恥ずかしゅうないんかのう。
○人間は悲しいかな、自分に酔いたい動物なんじゃ。
○人は本人の前では一応頭を下げて恐れ入ってくれるかもしれんが、陰では馬鹿にしとるんじゃ。
○本当に尊敬されている人は威張らんよ。いばらにゃ尊敬してもらえんようじゃだめじゃな。
○威張る人はいつかはボロが出る。
○謙虚に生きることが幸せに生きることなんじゃ。
○人徳でもって尊敬されにゃあ。

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世間に騙されるな

2013年07月26日 | 禅の心
瑞巌(ずいがん)和尚、毎日自ら主人公と喚(よ)び、復(ま)た自ら応諾(おうだく)す。及ち云く「惺惺着(せいせいじゃく)や、喏(だく)。他時異日、人の瞞(まん)を受くること莫れ、喏喏(だくだく)」(『無門関』第十二則)

○中国の唐代の瑞巌寺の師彦(しげん)和尚という人は、自分に向かって「主人公」と呼びかけていたのじゃった。
「しっかり目を覚ましとりんさいや」
「はい」
「これからも他人に騙されちゃあいけんよ」
「はいはい」
○他人に騙されちゃあいけんちゅうのは、世間の価値観にしばられちゃあいけんちゅうこっちゃ。
○世間の価値観なんぞ、時代と場所が変わりゃあ変わっていくんじゃ。
○世間の価値観より自分自身の価値観が大事なんじゃ。

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喫茶去

2013年07月23日 | 禅の心
○喫茶去(きっさこ)余計なことを考えずに、お茶を飲め
○何かやろうと思ったら、余計なことを考えずにそのことだけに心を集中することが大事なんじゃ。
○喫茶去は、今というときを精一杯生きようということなんじゃ。
○過去にとらわれてもどうしようもない。まだ来ぬ未来を思ってもしかたない。
○今という時をしっかりと生きることが大事なんじゃ。
○今を生きることは永遠を生きることなんじゃ。

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本当の仏教徒

2013年07月19日 | 禅の心
○日本人には本当の仏教徒は少ない
○仏の教えを実践している人は少ないのじゃ。
○確かに葬式に行けば、数珠を持って仏教徒の格好をしておる。
○出家と在家は違う。在家の人が出家者と同じことをする必要はない。
○しかし、仏教徒名乗るからには、やらなければならないことがある。
○まずは、自分を見つめることじゃ。他を攻撃しないことじゃ。
○それから、考え方が偏らないことじゃ。こだわらないことじゃ。とらわれないことじゃ

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神と仏の違い

2013年07月16日 | 禅の心
○神は自分の外側に大いなる者を求め、仏は自分の内側に求める。

○神は徹底的に「死」を忌み嫌うが、仏は「人間は生まれたから死ぬ」と説く。

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